ハミルトン、F1のタイトル争いに舌戦を持ち込むのは「子供じみている」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、今季のF1タイトル争いを繰り広げるレッドブルのマックス・フェルスタッペンとの言い争いは「少し子供じみてきた」と考え、彼と心理戦をするつもりはないと語った。

メルセデスのルイス・ハミルトンは、2021シーズンのF1タイトル争いのライバル、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとの言い争いが「少し子供じみてきた」と考え、心理戦に持ち込むつもりはないと語った。
F1第5戦モナコGPを終え、今年のタイトル争いに大きな変化が生まれた。ハミルトンが7位で同レースを終えた一方、ライバルのフェルスタッペンは優勝。ハミルトンはファステストラップポイントを得るも、4ポイント差でランキング首位陥落となった。
ふたりはコース上でのバトルに加え、最近ではコース外での舌戦も繰り広げている。
モナコGPの公式記者会見が行なわれた水曜日、初のF1タイトル獲得を目指すフェルスタッペンに対し、7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは「様々なことを証明しなければならないと彼は感じているのかも」と述べた。
一方フェルスタッペンは、モナコGPでの勝利後、「行動は言葉よりも多くを語る」とモナコで苦しんだハミルトンを揶揄するかのような発言をしている。
「コース上で語らないといけない。それが僕の好きなことだ」とフェルスタッペンは言う。
「これまでチーム全体として小さなミスをしてきたが、それが僕らを前進させている。残りのシーズンでも、この状態を維持していきたいと思っている」
ハミルトンはレース後のフェルスタッペンのコメントについて聞かれ、コース外で心理戦をするつもりはなく、言い争いは避けたいと述べた。
「心理戦はしないよ」とハミルトンは言う。
「クリスチャン(ホーナー/レッドブル代表)が何を言い出すかには興味があるが、僕にはどうでもいいことだ」
「彼らはこの(モナコでの)週末、素晴らしい働きをした。それだけだ。僕らもここまでいいレースが出来ているが、まだ17レース残っている」
「言い争いになれば、次第に子供じみてくる」
しかしメルセデスのトト・ウルフ代表は、ハミルトンとフェルスタッペンの間で交わされる舌戦をより好意的に受け入れており、コース外でのドラマもタイトル争いの一要素だと述べた。
「卓越したドライバーの間で、バトルが展開されている」とウルフは言う。
「チャンピオンシップは(ハミルトンとフェルスタッペンの)両方の間で揺れ動いていて、エンターテイメントとしては良いと言われていることだ」
「(フェルスタッペンの)コメントはエンターテイメントの要素であり、それについて話したり、書いたりするのは良いものだと私は結論づけている。こうした動きはコース内外で起きることだ」
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