メルセデス、トルコGP予選で”進歩”を確信「マシンの理解が深まり、”より良いポジション”にいる」
F1トルコGPの予選で速さを見せたメルセデス。トト・ウルフ代表は、レッドブルと戦う上で夏休み前よりも”間違いなく良いポジション”にいると考えている。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
F1第16戦トルコGPの予選が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムをマークした。しかしハミルトンは今回エンジン(ICE)を交換したため、10グリッド降格ペナルティを受ける。これにより、ポールポジションには予選2番手だったチームメイト、バルテリ・ボッタスがつくことになる。
ハミルトンとタイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は繰り上がって2番手スタート。ただ彼はレースでボッタスを抜き、優勝できるだけの力を持っているかどうか、疑問を持っているという。
一方のハミルトンは、「11番手からだからとても難しいけど、(優勝は)不可能ではない」と感じていると語った。
メルセデスのトト・ウルフ代表は、マシンの理解が深まってきたことで、レッドブルとより戦えるようになったと感じている。
「今年導入されたレギュレーションにより、ここ数年走っていなかった場所でマシンを走らせる状況が生まれた」とウルフは語った。
「走れば走るほど、状況をシミュレーションすればするほど、パフォーマンスは向上している」
「だからこそ、今日はしっかりとマージンを持って1番手と2番手になれたんだ。残念ながら、ルイスは後退しなければいけないがね」
「良かった点はペースが良いこと、そしてあと6プラス1レースが残っていること、そしてクルマの状態は春や夏の時よりも確実に良くなっていることだ」
またウルフは、ポールポジションからスタートするボッタスに、フェルスタッペン以下を抑えてハミルトンの追い上げをサポートさせる計画はなく、昨年のロシアGP以来となるボッタスの優勝を目指すと語った。
「バルテリは明日、自分のレースをするんだ」
「今回はバルテリとチームの勝利のためのレースであり、(後続を抑えて)集団を作るつもりはない」
決勝を使いにくいソフトタイヤではなくミディアムタイヤでスタートすることを狙って、予選Q2では角田裕毅(アルファタウリ)を除くほとんどのマシンがミディアムでアタックを行なった。
ウルフは、ハミルトンと周囲のマシンとのタイヤ戦略に差を作ることができなかったという点で、メルセデスにとって”ちょっとした後退”だったと認めている。
「しかしそれは仕方のないことだ。彼は最大限の努力をすることしかできない。私としては、オーバーテイクや追い上げをする上で、ルイス以上にマシンに乗って欲しいドライバーはいない」
「とはいえ、我々は昨日このような状況をいくつかシミュレーションしてみたのだが、トラフィックの中でついていくのは非常に難しい。これは、今年ずっと見られた現象だが、明日は”ファイト”しなければならないかもしれない」
「戦略を練る以外に選択肢はないだろうし、当然先頭集団が遠くに消えてしまわないことを願っている」
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