メルセデスF1、新規則導入の2022年に向けて技術陣の体制を再編。アリソンが新たな役割に
メルセデスF1チームは、F1技術部門の体制再編を発表。テクニカルディレクターのジェームス・アリソンが新たな役職に就くことになる。
メルセデスF1チームは、F1技術部門の体制を再編することを発表。テクニカルディレクターを務めてきたジェームス・アリソンが7月1日からメルセデスの最高技術責任者(CTO)となり、より長期的な戦略のプランニングに携わることになる。
新たなテクニカルディレクターには、現在テクノロジー・ディレクターを務めるマイク・エリオットが就く予定だ。これまでルノーやマクラーレンで活躍してきたエリオットは、もともと2012年に空力部門の責任者としてメルセデスに入り、2017年に現職に就いた。
メルセデスは今回の体制変更が、今季マシンのパフォーマンスに関係したものではなく、2022年の新レギュレーション導入に向けた長期的な計画の一環として行なわれたとしている。
Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, and James Allison, Technical Director, Mercedes AMG
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
チーム代表であるトト・ウルフは、テクニカルディレクターの任期が今年限りで終了するアリソンをチームに引き留めることができてよかったと述べた。
「2017年にメルセデスに入って以来、ジェームスはチームの卓越したテクニカルリーダーとして、我々のパフォーマンスに多大な貢献をしてくれている。彼はあふれる情熱と決断力、詳細な専門知識、そしてモラルのある素晴らしい人間性を兼ね備えている」
「彼のテクニカル・ディレクターとしての役割が今年で終わることは以前から分かっていたが、この新しい役割を形にできて、彼を我々のモータースポーツ・ファミリーの一員に残すことができたことを嬉しく思う」
「彼はこれからの数年間、我々にとって重要なスパーリングパートナーとなるだろうし、我々にはまだ一緒に成し遂げなければならないことがたくさんあると思っている」
アリソンは、自分が現職に残って他人の成長を妨げるのではなく、新しいポジションに移る適切な時期がきたと感じているという。
「私は、このスポーツの上級職には賞味期限があると確信している。組織にとっても私自身にとっても適切なタイミングでバトンを渡すために、テクニカルディレクターの役割から離れることを選んだ」と、アリソンは説明した。
「テクニカル・ディレクターとして4年半の素晴らしい時間を過ごし、その間にチームの技術的な努力をリードすることができたのは、名誉なことだった」
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