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簡単な挑戦に価値はない……メルセデス、2023年F1開幕戦でつまずくも「我々は責任転嫁をしない」と団結示す

メルセデスは、F1 2023年シーズンも苦戦が続いているものの、チーム内で”責任の押し付け合い”が行なわれることはないとして、ファンとチームの団結を求めた。

Lewis Hamilton, Mercedes W14

写真:: Erik Junius

 現行テクニカルレギュレーションが導入された2022年シーズン、コンストラクターズランキング8連覇のメルセデスAMG F1チームは一気に優勝争いから転落。シーズン勝利は1回に留まった。

 チームは2023年型マシン『W14』での再起を目指したが、プレシーズンテストや開幕戦バーレーンGPを終えて、メルセデスは新型マシンのパフォーマンス不足が露呈。迅速な対応が必要だと認識している。

 しかし、窮地の中でもチームは”責任の押し付け合い”を行なうことはなく、改善を目指して戦う姿勢を示している。

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 チーム代表のトト・ウルフは、W14のパフォーマンスが期待を下回ったことを受け、メルセデスが長期的に全く新しいマシンコンセプトへ移行する選択肢を検討する必要があると語っており、将来的にどのような効果がもたらされるかについても考慮されている。

 ドライバーのルイス・ハミルトンは新しいマシンコンセプトに関してチームが聞く耳を持たなかったと率直に語ってはいるものの、チームはファンへ向けて、今直面する課題に対して一致団結するよう求めている。

 メルセデスは3月11日(土)に発表したファンへ向けた書簡の中で、チームのファンと同じ痛みを共有しているとして、復活のための課題を前に逃げることはないと宣言した。

「全てのファンの皆さんへ。バーレーンでは痛みを伴った。世界タイトルを目指して毎シーズンに挑んでいる我々ひとりひとりが傷ついた」

 書簡でメルセデスはそう語った。

「マシンに多くのハードワークを注いできたのに、期待に応えられなかったことでチーム全体が傷ついたのだ。そして、ファンの皆さんにも辛い思いをさせたと思う」

「ファンの皆さんの情熱と応援は、我々を前進させる上でとても重要なモノであり、我々も同じ痛みを感じている」

Mercedes pit crew

Mercedes pit crew

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

「現在直面している状況は、我々の誰もが望んでいるモノではないが、これが我々が直面している状況……これが現実なのだ。そして単純な問題として、『我々はこの状況に対して何ができるのか』『我々がこの状況において何をするのか』というモノが挙げられる」

 また、メルセデスは復活へ向け、上手くいかなかったことについて責任の所在を個人に押し付けるといった無駄な努力はせず、ただ改善することだけに集中すると語った。

「まず、パニックに陥ったり、直感的な反応をすることはない」とメルセデスは付け加えた。

「F1のような激しいスポットライトを浴びると、人々はすぐ責任転嫁をしたり、スケープゴートを探したりするものだ」

「しかし、我々のことをよくご存知だろう。チーム内では、失敗する勇気、責任を負う姿勢、失敗をチャンスと捉える強さについて話をしている。我々は、自分たちが置かれている状況について、オープンかつ率直な意見を共有してきた」

「そして我々は勝つために、短期、中期、長期的に何が必要かを考え、可及的速やかにリカバリープランを構築している」

Inside the Mercedes-AMG garage

Inside the Mercedes-AMG garage

Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images

「我々は次のレースに向けて、既に開発を進めているし、さらに多くのアップデートが行なわれるだろう。しかし、これは一瞬でできる仕事じゃない。F1に”特効薬”はないのだ」

 なお、バーレーンGPでメルセデスはレッドブルやアストンマーチン、フェラーリに次ぐ4番手チームとなり、パフォーマンス目標をはるかに下回ったと認めている。

「我々は自分たちが目指すべき基準を分かっているし、我々が越えるべき山を見ても、誰も怯むことはない」と書簡でメルセデスは記した。

「簡単なことではない。しかし、簡単なことに価値はあるのだろうか?」

「このような時にこそ、個性が輝く。チームが単なる集団から昇華し、困難な問題へ取り組み、乗り越える時なのだ」

「トトとルイス、ジョージ(ラッセル)から、ブラックリーやブリックスワースのファクトリーにいる女性スタッフ、男性スタッフに至るまで、我々は強い絆で結ばれている。そして我々は挑戦を愛している」

 メルセデスからの書簡の全文はこちらから。

 
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