「可夢偉はコーナーであり得ないほど速かった」元チームメイトのペレスが語る
レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、ザウバー時代のチームメイトである小林可夢偉を「ムラのあるドライバーだったが、あり得ないほどの速さがあった」と評した。

セルジオ・ペレス(レーシングポイント)はF1公式インスタグラムアカウントで公開されたインタビューの中で、元チームメイトである小林可夢偉の類まれなスピードを称賛した。
2011年にザウバーからF1デビューを果たしたペレスは、同年から2年間小林とコンビを組んでいた。特に2012年シーズンはふたり揃って高いパフォーマンスを披露。ペレスは後半戦こそ失速したものの表彰台3回を獲得する活躍でランキング10位(66ポイント)、小林は日本GPでの3位表彰台を含む9度の入賞でランキング12位(60ポイント)だった。
その後ペレスは2013年にマクラーレンに移籍し、ジェンソン・バトンの僚友として1年間過ごした後、2014年にフォースインディア(現レーシングポイント)に移籍。ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン(現ルノー)と組み、現在はランス・ストロールがチームメイトだ。
インタビューで「これまでに戦ってきた中で最もタフなドライバー」について尋ねられたペレスは「マシンが違うドライバーは比較ができない」として、歴代チームメイトについて言及したが、その中でも特に小林の速さを称賛した。
「(歴代チームメイトの中で)とんでもなく速かったのは、なんとかしてマシンを曲げようとする時の小林だった」とペレスは語った。
「彼は非常にムラのあるドライバーだったけど、コーナーを曲がる時の速さは一番だったと思う。特に高速コーナーではあり得ないほどの速さだったよ」
またペレスは、歴代チームメイトの中でただひとりの優勝経験者、そしてチャンピオン経験者であるバトンについて次のように評した。
「ジェンソンには間違いなく速さがあった。彼は才能に溢れていたし、自分が何をすべきか分かっていた」
「当時は僕も若手で、経験に乏しかった。でも経験を積んだ今は、彼が当時の僕をどのように思っていたかがよく分かる」
なお、ペレスはヒュルケンベルグとオコンに関しても「とても速くて才能がある」と語った。
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