ペレス、PU交換でグリッド降格ペナルティ。前戦同様最後方からの追い上げなるか?
レーシングポイントのセルジオ・ペレスはパワーユニットを交換することにより、F1最終戦アブダビGPでグリッド降格を受けることとなった。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
前戦サクヒールGPで悲願のF1初優勝を挙げたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)。最終戦アブダビGPはパワーユニット(PU)コンポーネントの交換によってグリッド最後方からのスタートを強いられるようだ。
ペレスは先日、サクヒールGPで使用していたPUが寿命に近付いており、既にパワーダウンの症状が出ていることを認めていた。このままでは十分な走行距離を保証できず、レースを無事に走り切れないかもしれないという懸念が生じたため、レーシングポイントはアブダビGPで新たなPUコンポーネントを投入することを決めた。
ペレス車には新たな内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hが投入されたが、これらはいずれも今季4基目。レギュレーションで定められた年間使用基数をオーバーしているため、ペレスはグリッド降格ペナルティによって後方に沈むこととなる。
この事実はレーシングポイントをコンストラクターズ選手権で追いかけるマクラーレン、ルノーにとっては嬉しいニュースかもしれない。現在194ポイントで同ランキング3番手のレーシングポイントに対し、マクラーレンは184ポイントで同4番手、ルノーは172ポイントで5番手となっており、結果次第ではレーシングポイントを逆転することが可能だ。
ただペレスはフレッシュなエンジンを手にしたことで、エンジンの耐久性について心配することなく、最大限活用することができる。そして何より、彼は優勝したサクヒールGPでもオープニングラップで一旦最後尾に落ちており、そこから見事な逆転劇を見せているのだ。
サクヒールGPでの最後尾からの逆転劇について、ペレスは「カートレース以来だ」と回想していた。
「最後にそれをやったのはカートコースだ」とペレスは言う。
「毎週水曜夜に友達とレースをしていたんだけど、その時最後尾からスタートして優勝した。僕が(最後尾からの逆転を)最初にやったのはそこだね。F1では達成したことがなかった」
なお、ハースのケビン・マグヌッセンもペレス同様PUコンポーネントを新調。使用制限をオーバーする3基目のエナジーストア、コントロールエレクトロニクスを投入したため、彼もペレス同様グリッド後方からのスタートとなるだろう。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments