マクラーレンのマシンに慣れるまではもう少し? リカルド「イライラしていいような時期はもう過ぎた」
マクラーレンのダニエル・リカルドは、2021年マシンに慣れるのに苦労しフラストレーションを溜める段階は過ぎたと語り、今後も乗りこなすために挑戦を続けていく必要があると語った。


今季からマクラーレンに加入したダニエル・リカルド。しかしチームメイトのランド・ノリスと比較して、そのマシンに慣れるのに苦労しており、なんとか乗りこなすために、そのドライビングスタイルを調整しようとしている。
シーズンを経るにつれ、徐々にマシンに慣れつつあるように見えるリカルドは、イギリスGPではノリスに次ぐ5位でフィニッシュした。しかしリカルドは、まだまだ現状には満足できていないようだ。
「それでも、時々苛立たしく思うんだ」
そうリカルドは語った。
「でも、僕はおそらく、イライラするような段階は過ぎているだろう。今の僕は、もう少しマシンと一体になるためのことを見つける必要がある……それは現実だと思う」
「だから今の段階は、何も新しいことではないと思う。まだそのためのプロセスの途中にあるということについて、僕は理解しているし、気付いている」
「最初はパニックになることはなかった。でも、自分が負けていることに徐々に気づいた。だからどこで負けているのか、そして1周につき0.3〜0.4秒稼ぐために何が助けになるのかということを理解しようとしているんだ」
ただリカルドは、イギリスGPの週末は、堅実に仕事を進めているという点で後押しになると同意し、予選ではレースよりも力強い走りができていたと振り返った。
イギリスGPの週末について尋ねられたリカルドは、motorsport.comに対して次のように語った。
「今年初めて、トップ5でフィニッシュできた。だから、結果としては間違いなく満足している」
「そしてランドも、トップ5に入っている。それがチームにとって、明らかに素晴らしいポイントだ。そしてフェラーリにとっても、間違いなく良い週末だったということは分かっている」
「現時点ではまだ、もっと発揮できるペースがあると思う。みなさんは、もっとマシンを限界までプッシュする、1周のアタックラップのパフォーマンスが足りないと思われるだろう。そしておそらく、全てが落ち着いた時のレースペースでは、よりパフォーマンスがあるはずだと考えるかもしれない」
「しかし今週末は逆のことが見られた。マシンに燃料が搭載されたレースでは、僕がもう少し合わせなければいけない。限界ギリギリでマシンを走らせるという感覚と能力だけでは、一貫してパフォーマンスを発揮することはできないと思う」
リカルドは、レース中にフェラーリのカルロス・サインツJr.にプレッシャーをかけられたことで、ドライブの限界を試すことを余儀なくされたと語った。
「実際にカルロスはレースの最後、またはレース中のほとんどで、僕にプレッシャーをかけた。そうすると、ある種のコーナーでは、限界以上の走りをすることを強いられたと思う」
「その結果、そのギリギリのポイントがどこにあるのかということを、より感じることができたはずだ。そのことは、今後に向けて間違いなく励みになる。前が開けた状態では、カルロスは間違いなく、僕よりも速かったと思う。それは分かっている。でも自分がまだ今のような状況の時にトップ5に入れたことは、間違いなく励みになる」
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