F1
シカクいアタマをマルく。フェルスタッペン、一貫性ある裁定のためF1レースディレクターは「頑固さ」を捨てるべき
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1レースディレクターはレギュレーションを絶対的に遵守するよりも、ドライバーと協力して改善していくべきだと語っている。
Lewis Duncan Ronald Vording
編集: 2022/07/15 7:04
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2022年のF1はレースディレクション体制が見直され、それまでのマイケル・マシに代わりニールス・ウィティヒとエドワルド・フレイタスの2名交代制へ変更。 サッカーで言うところのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のような遠隔での後方支援体制も作られた。
しかしコース上でのバトルやトラックリミットといった問題に関しては、スチュワードの裁定に一貫性がないとして、ドライバーから不満があがっているという現状がある。こうした事態の改善に向けて、ドライバーはスチュワードやレースディレクターとの協力を求めている。
第11戦オーストリアGPの決勝レースでは、43回ものトラックリミット違反が発生。ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ターン4でアウト側から仕掛けたセルジオ・ペレス(レッドブル)を押し出したとして5秒のタイムペナルティを科された。
Read Also:
その裁定について「厳しい」と語ったラッセルは、インシデントはそれぞれに異なる状況であるとして、スチュワードとドライバーがより密接に協力をし、全員が”同じ土俵に立つ”ことを求めている。
「全てのインシデントの動きは異なっている」とラッセルは言う。
「実際、チェコ(ペレスの愛称)は僕のアウト側にいて、僕は彼にスペースを残しておく必要があった」
「でも彼は僕をマシンの限界まで追いやって、もっとグリップのあるところからターンインしてきたら、もう僕の行き場は無かった」
「ルールで言えば、僕が悪くて彼が正しい」
「でもブレーキをかけた瞬間から、僕はマシンの限界に達していたし、あれ以上できることはなかった。彼はクリーンエアで走っていたし、カルロス(サインツJr./フェラーリ/当時3番手)はイン側でディフェンスしていた」
「それが1周目に起こったこと。彼(ペレス)は経験豊富だから、どうなるかは分かっているはずだ」
「でもスチュワードの立場からすると、これはとても難しいことだ。僕らはみんな一貫性を求めていて、ペナルティの基準が右往左往するのは困る。ど真ん中にあってほしい」
「僕ら全員が同じ土俵に立つため、共に協力する必要があるんだ」
George Russell, Mercedes-AMG
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
スチュワードの一貫性を高めるためには、レースディレクターを以前のような1名体制に戻すべきかと質問を受けたフェルスタッペンは次のように答えた。
「必ずしも1名のレースディレクターに委ねるべきだとは思わないよ」
「自分のスタンスを維持し、ただ頑固になるのではなく、ドライバーたちと協力することが重要なんだと思う」
「みんなにとってより良いモノにしたいし、自分たちのためだけに戦っている訳じゃないんだ」
「結局、ドライバー間では良い意見交換が出来ている。多かれ少なかれ、ほとんどのことに関しては合意している」
「もちろん、誰もが自分自身の意見を持っている。レーシングインシデントやその他のことにね」
「でも確実に、僕らはもっと上手くやれるはずだ。僕らももっと良くなるように取り組んでいくよ」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、「いい塩梅で一貫性を保ち続けることが不可能」とは考えていないものの、レースディレクターが2名いることでそれが困難になっていると認めている。
「一貫性は常に僕らが求めてきたモノで、常に改善できる」とルクレールは言う。
「もちろん、レースディレクターが2名いるとそれは難しくなる」
「一貫性を保つことは不可能か? そんなことはないだろう」
「でもまあ、今のところ真の解決策はない。おそらくレースディレクターが1名になれば、もう少し簡単になるんじゃないかと思っている」
Read Also:
- 角田裕毅、FIAの裁定には一貫性がないと指摘「レースディレクターが慣れるまで、生き残らなきゃ」
- 元F1レースディレクター、マイケル・マシがFIAを離脱「家族の近くで新しい挑戦をする」
- 新任F1レースディレクターの改善に協力を。F1チームは「建設的なフィードバックをするべきだ」とフェラーリ代表
- ラッセル、ペレスとの接触による5秒ペナルティに憤慨「僕はできる限りのことをした……ちょっと厳しいよ」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 環境派ベッテル、次世代PUの将来に見解。持続可能な燃料、市販車との関係……”正しい”理解が必要
次の記事 アルファタウリ、F1フランスGPで大型アップデート投入。”時期外れ”もチームは「弱点の克服」に期待
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Lewis Duncan

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
最新ニュース

新パッケージで苦戦のアントネッリ、今週末は我慢するしかない? 旧仕様に戻すには時間が足りず
F1
F1 F1
シンガポールGP
2 分前
新パッケージで苦戦のアントネッリ、今週末は我慢するしかない? 旧仕様に戻すには時間が足りず

ハミルトン、SQ3のアタック戦略を悔やむ「間違った判断だった。SQ2までは良い感じだったのに」
F1
F1 F1
シンガポールGP
18 分前
ハミルトン、SQ3のアタック戦略を悔やむ「間違った判断だった。SQ2までは良い感じだったのに」

マルティンに試練! 勝利マルケスがランキング逆転。小椋藍が2位表彰台|MotoGPインドネシアGPスプリントレース
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
41 分前
マルティンに試練! 勝利マルケスがランキング逆転。小椋藍が2位表彰台|MotoGPインドネシアGPスプリントレース

フラガがポールトゥウイン! 翌日の王座確定がかかる太田は2位、オサリバン3位|スーパーフォーミュラ第9戦富士:決勝速報
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
1 時間前
フラガがポールトゥウイン! 翌日の王座確定がかかる太田は2位、オサリバン3位|スーパーフォーミュラ第9戦富士:決勝速報
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録