ベッテル、予選Q1敗退もアップデート評価は保留中「持っているはずのグリップを引き出せていなかった」
アストンマーチンはF1イギリスGPでアップデートを投入したものの予選では低迷。セバスチャン・ベッテルはペースの欠如を疑問に思っているが、まだ判断を下すには早いと考えている。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
アストンマーチンF1は第10戦イギリスGPでマシンにアップデートを投入した。しかしその効果があがっていない現状を、セバスチャン・ベッテルは不思議に思っている様子だ。
スペインGPで投入された今季マシンAMR22のBスペック版は、レッドブルのRB18に似たサイドポンツーンの形状となり、注目を集めた。そのマシンにはイギリスGPでアップデートが投入されたが、ベッテルとランス・ストロールは共にQ1敗退という結果に終わった。
ベッテルは予選までの走行を振り返り、「十分な速さが無かったように思える」と語った。
「かなりタイムをロスしてしまっている。ラップの至る所でね。つまりバランスがかなりアンダーステアになっていて、クルマの向きが変わるのを待っている感じなんだ」
「でもそれが主な問題だとは思っていない。何らかの理由で、本来持っているはずのグリップを引き出せていなかったんだと思うんだ」
「マシンを回頭させられないことで、トラクションにも影響が出てしまう。だからそういったコト全てが、この後れを作り出しているというわけだ。素晴らしい状況ではないね」
ただベッテルとしてはまだアップデートの評価を下すのは難しいと考えている。
「今朝はマシンのバランスの面では問題ないと感じていたから、その判断を下すのは難しいと思う」
「だけどシルバーストンは、立ち位置をとても正直に示すコースだと思う。だから日曜日のレースでのペースはどうなのかを確認することになる」
「まだアップデートを判断することはできないと思う。でも取り付けてすぐに大きなステップアップがあったわけではないのも確かだ。だから僕らにはまだ理解しなくちゃならないことが残っているということだ」
そして、レースに向けた展望も次のように語った。
「現実的にならないといけない。今週末、競争力が凄くあるとは考えていない。だから明日ポイントを獲得するのは難しいだろうね。でもそれを目標にしないといけない。どうなるか様子を見よう。セーフティカーが有利に働くかもしれないよね」
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