ラッセル、トルコの”曖昧な”路面コンディションに苦しむ「インターミディエイトの使い方を考えなければ……」
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、苦戦したF1トルコGPを経て、インターミディエイトタイヤを活用する方法について、今後検討して行く必要があると考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1トルコGPを15位でフィニッシュ。ポイント獲得を逃すことになった。
ラッセルは予選Q2のアタックラップ、最終コーナーでマシンのコントロールを失ってしまった。このミスにより、本来ならばトップ10フィニッシュが可能なペースがありながら、13番グリッドに留まることになった。
ウエットコンディションとなった決勝レースでも、早々にポジションをふたつ失い、そのまま15位でフィニッシュを迎えることになった。
ラッセル曰く、乾き切らない路面で、レース中タイヤのマネジメントに苦労し続けたという。
「これほどまでにタイヤを労らねばならない時、それを成し遂げるのは信じられないほど難しいんだ」
ラッセルはmotorsport.comに対してそう語った。
「(インターミディエイトタイヤが)スリックタイヤのように摩耗してしまっているのに、路面が乾き切っていない時には、どれほどプッシュして良いのか……それを知るのは難しい」
「コースは乾き切っていなかった。雨が降っていなくても、その後も何時間も濡れたままだった。とても難しい状況だった。だから良い仕事をしたとも言えないけど、悪い仕事をしたとも言えない状況だった。簡単なことではなかったんだ」
ラッセル曰く、摩耗したインターミディエイトタイヤでも、新品のインターミディエイトタイヤでも、同じように苦労したという。
「プッシュしすぎるとタイヤの摩耗が酷くなり、コースの濡れた部分を走るとグリップが失われてしまう」
そうラッセルは説明する。
「新しいタイヤを履いてコースに戻った時、タイヤのスイッチが入っていないような感じだった。トレッド面のコンパウンドが多すぎるのに、コース上の乾いているところも多すぎた……これも適切なタイヤじゃなかったんだ」
「それは、本当に針に糸を通すような仕事だった。こういうことは2回目だ。僕らは、こういうコンディションで常に苦労しているんだ」
「僕らは通常、完全に濡れた路面か、少し湿った路面をスリックタイヤで走る時には優れているんだ。だから今回のようなインターミディエイトタイヤの時には、少し考える必要がある」
ラッセルは、たとえ予選でミスしていなかったとしても、レースで好結果を手にするだけのスピードに欠けていたと認める。
「(予選でのミスがなければ)違う結果になっていた可能性はある。でも、基本的には全体的なペースが足りなかった。去年もこういうコンディションでは苦戦した。完全なウエットでもないし、完全なドライでもないようなコンディションではね。そういう時は、どっちつかずの状況になってしまう」
「そしてタイヤをマネジメントしなければいけない時はなおさらだ。特にターン8は厳しかった。比較的乾いていたからね。どれくらいプッシュしていいのか、分からなかったんだ。色々なことをやって、負荷を変えるようにしてみたけど、実際には何も機能していないような感じだった。とても難しいレースだったんだ」
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