メルセデス代表、コロナ明けのハミルトンに「レースができるかどうかは彼が決めること」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、新型コロナウイルス明けのルイス・ハミルトンがレースを戦うかどうかは、彼自身が決めることだと語った。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、新型コロナウイルスから回復したばかりのルイス・ハミルトンについて、問題なくレースを戦えると信じているが、決めるのはハミルトン自身だと語った。
ハミルトンは第15戦バーレーンGPで優勝した後、新型コロナウイルスの感染が発覚。第16戦サクヒールGPの欠場と、バーレーンでの10日間の隔離生活を余儀なくされた。
アブダビGPの出場も危ぶまれたが、検査で陰性となった後、木曜日にバーレーンからアブダビへの移動が許可され、金曜日にはパドックに入ることが許可された。
土曜日の予選ではQ1、Q2共にトップとなったハミルトンだが、Q3ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンと、チームメイトのバルテリ・ボッタスに次ぐ3番手に留まった。
予選後、ハミルトンはまだ体調が100%に戻ったとは感じていないと認めたが、決勝レースではベストを尽くす決意をしていると語った。
「僕はまだ100%の体調じゃない。まだ肺に、少し違和感を感じている」
「でも、片方の手に力が入らなくても、僕はドライブする。それが、僕らレーシングドライバーだ。幸いなことに、そうはなっていない」
「体調的には間違いなく、簡単なレースにはならない。でも僕が持っている力をマネジメントし、絶対に全力を発揮するつもりだ」
ハミルトンがレースをするのに十分なほど体調が回復しているのかと訊かれたウルフは、ハミルトンが可能な限り早く、マシンに戻りたがっていたと主張した。
「そうだな……我々のレースドライバーが常にレースカーに戻りたいと思っているのは明らかだ。たとえ彼が100%ではなかったとしてもね」
「10日間の隔離の後なら予想されることだと思う。好調だとは言えないだろうが、レースをするのには十分だと思うよ」
「彼の体調が十分かどうかを決めるのは、絶対に彼の判断だと思う。彼は非常に経験豊富なドライバーだし、自分の健康状態についてもよく知っている。検査の結果も陰性だった。ドライバーは時に体調が完全ではなくてもレースをするものだ。私は、これがその状況だと思う」
ハミルトンは未だメルセデスとの契約を延長しておらず、2021年もメルセデスに残ることは正式には決定していない。しかし、今週末に発表されたFIAのエントリーリストには、彼の名がリストアップされている。
これは、契約延長が間近に迫っていることを意味するのかと訊かれたウルフは、ハミルトンの健康状態がプロセスを遅らせていると認めた。
「ああ、ルイスか私か、どちらを入れておくか考えたよ!」
ウルフはエントリーリストについてそう語った。
「だが最終的にはルイスを選んだんだ。ああ、(契約延長が)すぐだといいんだが」
「彼が体調を崩していたから遅れているんだと思うし、話し合うのに適切なタイミングではないと思う。我々は元々、別の週に話し合う予定だったから、もう少し後になると思う。だが、なぜまだサインされていないのかと詮索されるのは嫌だから、日付は言いたくないんだ」
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