元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディ、FIAのシングルシーター委員長に選出
FIAは、シングルシーター委員会のプレジデントに、元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディを選出した。
写真:: Rainer W. Schlegelmilch
FIAは、シングルシーター委員会の新しいプレジデントに、元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディを選出した。
ミナルディは、かつてフォースインディアで副チーム代表だったボブ・ファーンリーの後任を務めることになる。ファーンリーは2020年12月、ジャン・トッド前FIA会長の時代から同ポストに就いていたが、モハメド・ベン・スレイエムが新FIA会長に就任した後、続投を要請されておらず、FIAの主要人事リストは空欄のままとなっていた。
2010年に設立された同委員会は、F2、F3、F4、そしてフォーミュラ・リージョナルを中心としたF1以下のカテゴリーを監督する委員会だ。
FIAは今回の人事について、「近年革新的な技術や改善された安全対策を導入しながらFIAのジュニアレースのポートフォリオを再構築するのに役立ってきたシングルシーター委員会を、ミナルディ氏が監督することになるだろう」と述べている。
ベン・スレイエム会長は、「ジャンカルロ・ミナルディがFIAシングルシーター委員会の委員長に選出されたことを温かく歓迎する」と付け加えた。
「彼はモータースポーツ界の重鎮である。彼と協力して、世界中のシングルシーターピラミッドをさらに発展させることを楽しみにしている」
1985年、ミナルディのマシンを走らせるピエルルイジ・マルティニ
Photo by: Motorsport Images
ジャンカルロ・ミナルディは、プライベートチーム『スクーデリア・エベレスト』のオーナーとしてF1直下のカテゴリーで成功を収めると、1980年にチーム名をミナルディへと改めF2マシンの製作を開始。1985年からはF1に進出し、ピエルルイジ・マルティニを走らせた。
ミナルディの名は20年にわたりF1に留まり、その後はポール・ストッダートがチームを所有。2005年夏にレッドブルに売却され、翌シーズンからスクーデリア・トロロッソとなった。
ミナルディ自身はその後も様々な役割でモータースポーツに関わり続けている。2004年にはイタリア自動車クラブのランドスピード記録委員会の会長に就任し、2020年には地元イモラ・サーキットの運営組織の会長に選ばれている。
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