岩佐歩夢、F3オーストリア戦のレース1で19番手から追い上げ9番手フィニッシュも失格に。オレンジボール旗に従わず
岩佐歩夢は、FIA F3ラウンド3のレース1で9番手でフィニッシュしたが、ピットインを促すオレンジボール旗を無視したことにより失格となった。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブルリンクで行なわれたFIA F3第3戦のレース1。ハイテックの岩佐歩夢は9番手フィニッシュを果たしたが、レース後にスチュワードから失格を言い渡されてしまった。
岩佐は予選19番手に沈み、レース1を19番グリッドからスタートさせたが、着実に順位を上げてポイント圏内に浮上すると、9番手でフィニッシュ。本来ならば2ポイントが与えられ、レース2では2列目からスタートできるはずだった。
しかしレース後にスチュワードは岩佐の失格を発表。スチュワードの報告書によると、岩佐のマシンはオンボードカメラに問題を抱えており、レース1ではマシンに問題を抱えたドライバーのピットインを指示する“オレンジボール旗”が振られたが、岩佐はそれを無視してチェッカーを受けたため、国際競技規則 付則Hの第2.5.4.1条に違反しているとして失格となったようだ。
報告書には次のように記されている。
「スチュワードはドライバーとチームの代表者を呼び出し、聞き取りを行なった」
「チームの代表者によると、マシンは予選からオンボードカメラの問題を抱えており、(予選後に)この問題はレース1の間に解決しなければならないと知らされていた」
「オレンジボール旗が掲示された後、チームはレースディレクターと旗が出される必要があったのかについて話し合おうとしたが、技術的な問題によりコミュニケーションは取れなかった」
「スチュワードはこれらの理由を聞いた上で改めて、フラッグの指示に従う必要性があった判断した。マシンに装着された部品に関する義務と責任は全て競技者にある」
「ただしスチュワードは、オレンジボール旗を無視するという判断はチームの決定であり、ドライバーに過失がないということを踏まえ、ペナルティポイントを与えるのは正当かつ公正なものではないという主張に同意する」
「また競技者は、FIA国際競技規則の第15条およびFIA司法・懲罰規則の第10.1.1条に基づき、期限内に異議を申し立てる権利を有している」
岩佐はレース1で得るはずだったポイントを失っただけでなく、上位グリッドからスタートできるはずだったレース2も後方からのスタートを余儀なくされる。岩佐にとっては痛い失格となった。
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