MotoGPアメリカズGPも危うい? オースティン市で大規模イベント禁止の動き
MotoGPの第3戦アメリカズGPの舞台となるオースティン市は、新型コロナウイルスの感染拡大により大規模なイベントを停止する方向に動いており、アメリカズGP開催は一層不透明な状況となった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2020年シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、第1戦カタールGPのMotoGPクラスが中止、第2戦タイGPが延期されるなど既に多くの影響を受けている。
現時点では第3戦アメリカズGPがMotoGPクラス最初のレースとなる見込みだが、それも危ぶまれる状況となっているようだ。
3月6日、舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズのあるテキサス州オースティン市長のスティーブ・アドラーは、新型コロナウイルスの脅威は、災害緊急事態にあると宣言した。
この宣言の意味するところは、伝染病の拡大を抑えるための適切な措置を講じていることが保健当局に証明できなければ、2500人以上の観客が参加するどのようなイベントも市が停止できる、というものだ。
既にオースティンでは3月13日に行なわれる予定だった、数十万人を集める音楽・映画祭イベントの“サウス・バイ・サウスウエスト”の中止が決定されるなど、影響が出始めている。
様々な報告を鑑みると、テキサス州では新型コロナウイルスの感染者は17名が確認されているが、オースティン市では確認されていない。
MotoGPはタイGPの延期を受けて新たな開催カレンダーを設定し直したばかりだ。アメリカズGPは当初の予定通りとなっているが、多数の観客が入るMotoGPが予定通り開催できるのかは定かではない。
なおシリーズを運営するドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは、新型コロナウイルスの影響を受けずにレースを実施していくためならば、無観客試合とする選択肢もあると認めている。
しかし新型コロナウイルスをめぐる状況は非常に流動的であり、今後の状況次第では、MotoGPクラスの最初のレースがアルゼンチンGPとなる可能性もあるかもしれない。
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