アプリリアの勢いは止められない!? ドゥカティのバニャイヤ衝撃「彼らを打ち負かすのは難しいかも……」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGPカタルニアGPの初日の走行を終え、アプリリアの走りに”衝撃”を受けたとして「倒すのは難しい」と語った。
MotoGPカタルニアGPの初日のフリー走行を終えて、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はアプリリアの勢いに驚きを隠せないようだ。
バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットを舞台に行なわれているカタルニアGP。初日の総合トップタイムをアプリリアのアレイシ・エスパルガロがマーク。2番手にはそのチームメイトのマーベリック・ビニャーレスが0.303秒差でつけた。
エスパルガロはここまで、アルゼンチンGPで優勝。ポルトガルGPから前戦イタリアGPまで4戦連続で表彰台を獲得するなど、ランキングでも2番手と好調さを維持している。
エスパルガロがアプリリアにMotoGP初ポールポジション&初勝利を届けたアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンド同様に、カタルニア・サーキットも路面のグリップが低い。 そのため、アプリリアのライバル勢のほとんどが、初日を終了した時点で優勝候補としてエスパルガロを挙げている。
フリー走行1回目でアプリリアを追いかけた際のスピードについて尋ねられたバニャイヤは次のように答えた。
「スタートで衝撃を受けた」と初日総合4番手だったバニャイヤは語る。
「でもそれは1周目で、彼らは既に今年、このコースを市販車で走っている」
「だから、それがちょっとしたアドバンテージではあるけど、アプリリアがグリップが低い状況でとても競争力があるのは確かだ。彼らはトラクションがとても良い。それは今年、これまで僕が見てきたモノだ」
「ただ、このコースはグリップが低いから、もっと差が出るかもしれない。他のライダーはもっとグリップが低いんだからね。僕は乗ったことがないから分からないけど、それがあのマシンの特性であることは間違いない」
「グリップの低いアルゼンチンでも彼らは速かった。確かに、アレイシは信じられないような走りをアプリリアで見せるし、マーベリックもアレイシ同様に乗りこなし始めている。だから、このコースで彼らを打ち負かすのは難しいのかもしれない」
Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team, Aprilia Racing Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
そうライバルから絶賛を受けるエスパルガロは、土曜日以降のアプリリアの活躍について”冷静さ”を求め、初日はアプリリア『RS-GP』の長所を使いこなすことができなかったと語った。
「とても、とてもグリップは低い。低グリップ以下だよ」とエスパルガロはカタルニア・サーキットについて語った。
「カタルニアは(チェコの)ブルノ・サーキットみたいだと思う。今はブルノ(でのレース)はないから、カタルニアが現在のカレンダーでグリップが一番低い。だからそれに適応していく必要があるんだ」
「残念だけど、リヤについては全員同じ状況で、マシンにあるトラクションコントロールのエレクトロニクスに取り組むことが重要だ」
「でもフロントについては、僕は良い感触を持てていない。マシンの長所を上手く引き出すことができなかったんだ」
「ただ、全体的にはとても良い感じだ。まだ金曜日だから、落ち着いている必要がある。でも今年の傾向やグリッドのレベルのことを考えると、スタートが上手く行かないと難しいんだ」
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