ドヴィツィオーゾ、引退レースの応援に驚き「クレイジーなサポートで、予想していなかった」
アンドレア・ドヴィツィオーゾは引退レースとなったMotoGP第14戦サンマリノGPを振り返り、周囲からの”クレイジー”なサポートは予想外だったと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第14戦サンマリノGPを最後に現役を引退したアンドレア・ドヴィツィオーゾ。彼は最後のレースとなった今回受けたサポートが、予想外のものだったと話した。
ドヴィツィオーゾは15年間にわたる最高峰クラスでのキャリアを持つベテラン。多くの勝利を挙げたドゥカティを2020年限りで離れ、2021年終盤にはヤマハ陣営に加入した(ペトロナスSRTおよびRNF)。しかしYZR-M1への適応に苦しみ、今年8月に地元戦サンマリノGPをもって現役を引退する決断を下すことになった。
ラストレースとなったサンマリノGPで、ドヴィツィオーゾは20番グリッドからスタート。12位とトップ10には届かない位置でのフィニッシュとなったが、彼は自分のパフォーマンスに満足しているという。そして何よりも、周囲から寄せられた多大なサポートに驚かされたと話した。
「ああ、今週末はクレイジーだった。こんなに凄い形でみんなが僕のことをサポートしてくれるなんて、本当に予想していなかった。」
ドヴィツィオーゾはそう語る。
「本当に、これ以上はないくらいハッピーだ。ここで引退するという決断は正しかったよ」
「こうした決断を許してくれたヤマハ、スポンサーそしてチームに感謝したい」
「パーフェクトだったよ。レースはいつものように、序盤に速さがなくブレーキングでも苦戦していた」
「前方の集団に食らいついていくことはできなかったけど、中盤から最後まで思っていたペースよりも速く走ることができた」
「だから後ろのライダーとの争いでも、ポジションをキープできた。もちろん、多くのクラッシュがあったのも確かだけどね」
「12位は僕にとっては良いポジションだ。トップ10に入りたかったけど、それは無理だった」
Andrea Dovizioso, RNF MotoGP Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
ドヴィツィオーゾはラストレースとなるこの週末を通じてストイックに挑み続けていた。レース本番となっても、感情的になりすぎることはなかったと語っている。
「レースだけど、僕は最後まで理性的だったよ」
チェッカーフラッグを受けたときどういった感情だったかを聞かれ、ドヴィツィオーゾはそう答えている。
「つまり何か特殊な感情とかはなかった」
「疲れていても、そう(感情的に)なるときじゃない」
「レース前に何か変なことをする必要もないし、問題はなかったよ」
なおドヴィツィオーゾはMotoGPの現役を退いたものの、ミサノテストには参加予定となっており、アルパインスターズの新ヘルメットを試す予定だ。そして、イタリア国内のモトクロスシリーズに参戦も予定している。
また、彼は他にもマル秘プロジェクトに取り組んでいることが分かっており、詳細は少なくとも11月までには公開したいとしている。
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