ジュニアカテゴリーのレースは「かなり怖い」と、ロッシ。アグレッシブさの抑制必要と訴える

バレンティーノ・ロッシは、Moto3やSSP300といったジュニアカテゴリーにおける攻撃的な傾向は、レースを極めて怖いモノにしていると語った。

ジュニアカテゴリーのレースは「かなり怖い」と、ロッシ。アグレッシブさの抑制必要と訴える

 9月下旬にヘレス・サーキットで行なわれたワールド・スーパースポーツ300(SSP300)のレース中の事故により、ディーン・ベルタ・ビニャーレスが弱冠15歳の若さでこの世を去った。これがきっかけとなり、こうした痛ましい事故を防ぐためにどうすべきかといった議論が活発化している。

 現在MotoGP参戦ライダーの中でも最年長で、9度の世界チャンピオン経験者であるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、事故が頻発しているジュニアカテゴリーでは、黄旗ルールを徹底させる必要があると考えている。さらにロッシは、小排気量のカテゴリーで使用されるマシンの性能が近いことが原因ではあるものの、若いライダーたちのアグレッシブさをどうにかしなければならないとも訴えた。

「ヘレスで起きたことは本当に辛いことだった。そして、今年は既に3人のとても若いライダーたちの命が失われてしまった」

「僕らに何ができるだろうか? このスポーツで一番危険なのは、ライダーが転倒したときに、後続のライダーに接触してしまうことだと僕は思っている」

「(SSP300では)42人以上と、とても多くのライダーが参加していて、みんながとても接近した所を走っている。だからレースの状況はとても危険になっている」

「このタイプのクラッシュが起こるリスクは、とても高いんだ」

「僕らにまずできることは、後続のライダーがもっとイエローフラッグを尊重することだ」

「ヘレスでのクラッシュの状況を正確には知らないけれど、ライダーはイエローフラッグを見たときには、できるだけ(前から)遅れないようにしていると思う」

「そこが改善できるひとつの部分かもしれない。ただここ数年、常に若いライダーがとても、とてもアグレッシブになっている。誰もが自分の限界以上の力を出そうとしていて、とても怖いよ。彼らは何が起こり得るのか、決して考えていないんだ」

「みんなが、モーターサイクルレースがとても危険なものなんだと覚えておく必要がある」

 また国際レベルのレースに参戦する際の最低年齢を引き上げるという案についての考えを問われると、ロッシは大きな違いにはならないだろうとコメント。実効性のある案としては、違反に対するペナルティを厳格にすることが考えられるとした。

「(年齢制限の引き上げは)解決策にはなりうるけど、最低年齢をひとつふたつ引き上げたとしても、大きな違いにはならないだろうから、難しいだろう」

MotoGP remembers WorldSSP300 rider Dean Berta Viñales

MotoGP remembers WorldSSP300 rider Dean Berta Viñales

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「でもレースのコントロール……特にジュニアカテゴリーのとても若いライダーのレースは、より厳格して、コース上で起きることをより正確にフォローすることが必要かもしれない」

「誰かが何か危険な行為をしたら、より強いペナルティを与えるんだ。それが考えられる道かもしれない」

「僕らのスポーツは素晴らしいモノだし、みんながこのスポーツを愛していると思っている。でも常に他のライダーに対するリスペクトをもう少し持つことが必要だ。みんな前に行きたいのは分かるけどね」

「ふたつポジションを上げることよりも、もっと重要なことがいくつかある。それは自分、そしてライバルの安全であり、そういうことはこの先もっと強く発さなくちゃいけないメッセージだと思う」

 

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