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テストで高速クラッシュ喫した新人ラウル・フェルナンデス、開幕戦には間に合うか。回復中と明らかに

2022年にテック3からMotoGPデビューを果たすラウル・フェルナンデス。彼はマンダリカテスト中に激しいクラッシュを喫して一足早く切り上げていたが、現在はその影響から回復してきているようだ。

Raul Fernandez, KTM Tech3, Bruising on his head from a crash

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 テック3から2022年にMotoGPクラスへデビューするラウル・フェルナンデス。彼は2月中旬に行なわれたマンダリカテスト2日目に激しいクラッシュを喫し、最終日の走行を早期に切り上げるなど体調が心配されていたが、現在は回復してきているようだ。

 フェルナンデスは激しくクラッシュした翌日のマンダリカテスト3日目も、走行に参加していた。しかしセッション開始直後に再びクラッシュを喫してしまい、最終的には医師の助言に従って一足先にテストを終えることになった。

「凄く変な感じなんだけど、スピードを感じられないんだ」

 フェルナンデスは当時、motorsport.comに対しそう語っていた。

「うまく見えないんだ。ドクターに診てもらったんだけど、乗り続けるのは危ないから走行は止めるように言われた」

「ドクターは目の前に指を出して、それを端から端まで動かして診察していた。指は見えていたけど、後は見えなかった」

 チームはフェルナンデスのスペイン帰国後の状態について、情報を明らかにしてこなかった。ただ事情を知る関係者がmotorsport.comの取材に応え、現在は良くなってきていると明かした。

「ラウルは少し休んでいるが、今は良くなってきている」

「我々も彼が再びバイクに戻ってきたときには、全てが問題ないことを望んでいる」

 MotoGPの2022年シーズン開幕が3月に迫っている。フェルナンデスは開幕戦カタールGP初日、3月4日のFP1で、クラッシュの影響が消えているかどうかを確認することになるはずだ。

 なおテスト全日程を完遂することはできなかったフェルナンデスだが、MotoGPマシンを乗るための準備は整っていると主張していた。

「良いオフシーズンだった。セパンではシェイクダウンと2日間のテストで、250周以上走り込むこともできた」

「バイクには良いフィーリングがあるし、チームともいい感じだ」

「ここマンダリカでは一発のタイムを出すことはできなかったけど、ファクトリーと比較しても走れている。だから準備はできているよ」

 
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