ロッシ、最強のライバルを称賛「マルケスは“ほぼ完璧なシーズン”を送っている」
マルク・マルケスは6度目の最高峰クラスタイトルをほぼ確実なものとしているが、ライバルのバレンティーノ・ロッシは彼が“完璧な”シーズンを送っていると認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2019年のMotoGPも残すは5戦となったが、タイトル争いは既にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が大きくポイントをリードし、タイトル獲得はほぼ確実と言える状況だ。ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)にも可能性は残されているが、マルケスがノーポイントレースを続けなければならないため、机上の空論と言えるだろう。
第15戦タイGPは、マルケスにとって今季のタイトル獲得を決める可能性がある最初のレースだ。マルケスがドヴィツィオーゾよりも2ポイント多く獲得すれば、彼の最高峰クラス6度目のタイトルが決定する。
今シーズンのマルケスは安定感抜群で、転倒を喫した第3戦アメリカズGPを除いた全てのレースで2位以上の結果を記録して来た。
こうしたずば抜けた成績は、彼が開幕戦から10連勝した2014年シーズンを思い起こさせる。それはライバルにとっても同じようだ。
「マルクも言っていたけど、今シーズンは2014年と並んで、彼のベストと言えるシーズンだと思う」と、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は語った。
「彼は(MotoGP)最初のシーズンから既に速かった。だけど今でも彼はとても若く、それでいて多くの経験を積んでいる。だから彼はトップレベルにたどり着いているんだ」
「要するにバイクとの調和だ。なぜならバイクが良い年があれば悪い年もあるし、自分が問題を抱えている時もあるからだ」
「彼は多くのレースで勝ってきたけど、それだけじゃなく常にトップ2にいる。ただひとつオースティンを除いてね。ただあれはバイクの問題だったのかもしれない」
「だから完璧なシーズンに本当に近いと思う」
マルケスとロッシといえばコース内外で火花を散らしてきたライバルだが、ロッシはマルケスのタイトル獲得を祝うのに何の問題もないと語った。
ではマルケスは今シーズンの戦いぶりをどう自己評価しているのか。それを訊かれたマルケスは次のように語った。
「もちろん、僕のベストなシーズンのひとつだ」
「まぁ、パーフェクトではないけどね。完璧なシーズンなんて存在しないんだ。でもオースティンを除いて、バイクの機能のさせ方や、どう集中していくか……そういった点で僕はとても、とても満足している」
「特に僕は自分の弱点、そして僕らが苦手とするトラックでより集中することができていると思う。時々2位でフィニッシュするようなところはある。だけど、1位から5秒や6秒も遅れてゴールすることと、0.1秒差でゴールするのは同じじゃないんだ」
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