野尻がまたも驚速アタック。4戦連続のポールを手中に|スーパーフォーミュラ第5戦
スーパーフォーミュラ第5戦の予選がスポーツランドSUGOで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは野尻智紀(TEAM MUGEN)だった。
写真:: Masahide Kamio
2022年スーパーフォーミュラ第5戦SUGO、その公式予選が行なわれ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が4戦連続のポールポジションを獲得した。
今シーズンのスーパーフォーミュラも、前半戦最後のレースを迎えた。舞台は“魔物が棲む”とも言われるSUGO。コース全長の短いこのサーキットで、いかに予選アタックをまとめ切るか、決勝でいかに適切なピット戦略を採るかが注目ポイントになるだろう。
予選前に行なわれたフリー走行のトップタイムは、ポイントリーダーでここまで3戦連続PPの野尻。ここSUGOでも好調な滑り出しとなった。
予選Q1グループAは14時ちょうどにスタート。気温は28℃、路面温度は44℃というコンディションだ。しかし、開始直後にいきなり赤旗。これは最終コーナー付近でカモシカと思われる動物がコースを横断したからであり、程なくしてセッション再開となった。
まずターゲットタイムを出したのは、ル・マン帰りの平川亮(carenex TEAM IMPUL)だったが、トラフィックに引っかかってしまいタイムは1分05秒751とフリー走行よりも遅いタイムに。そんな中、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が1分05秒148でトップ浮上。昨年から苦しい戦いが続いている山本が、2018年から2連勝した経験を持つSUGOでキレのある走りを見せた。
結果的にQ1グループAのトップ通過は山本となり、大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が僅差で続いた。一方でランキング2番手で野尻を追う平川は、8番手でQ1敗退となってしまった。
Q1グループBは激しいセッションとなった。まず、野尻が1分05秒015というタイムでトップに浮上。大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が1分05秒046、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が1分05秒057でそこに肉薄した。しかしそこから国本雄資(KCMG)が1分04秒954、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分04秒920で立て続けにタイムを更新するなどアタックは白熱し、最終的になんと上位6台が0.155秒差以内という僅差だった。
上記の5名に続いて、6番手に滑り込んだのはThreeBond Drago CORSEの福住仁嶺。ここまで苦戦していた福住だが、移籍後初のQ2進出となった。
ポールポジションを決するQ2も、1分04秒台のタイムが連発する展開となった。好調の福住が1分04秒913でトップに立つと、大津が1分04秒785、フェネストラズが1分04秒746で次々更新……そんな僅差の戦いを打ち破ったのは、やはり野尻だった。野尻は1分04秒349と、他を圧倒するタイムをマーク。4戦連続となるポールポジションを獲得した。2番手はフェネストラズ、3番手は大津となった。
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