国本雄資、130Rで大クラッシュ「右リヤタイヤがパンクした。怖かった」
スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿の16周目に大クラッシュを喫したKCMGの国本雄資。彼はレース後インタビューに応じ、右リヤが突然パンクしたと当時の状況を語った。
写真:: Jun Goto
スーパーフォーミュラの第2戦鈴鹿の16周目、KCMGの国本雄資が、130Rで大クラッシュを喫した。
国本は最高速からほとんど減速せずに130Rアウト側のタイヤバリヤに叩きつけられ、さらにマシンは上下逆さまで停止……なんとか自力でマシンから脱出することができ、ホッと胸を撫で下ろした方も多いだろう。
国本のマシンには、一体何が起きたのか? レース後、国本はmotorsport.comの取材に次のように語った。
「ピットストップの後、右リヤにバイブレーションがあり、それが1周ごとに大きくなっていきました」
そう国本は語る。
「そして130Rで右リヤタイヤがパンクしてしまい、スピンしながらウォールにぶつかってしまいました。本当に怖かったです」
「タイヤのグリップを高めるために、できるだけタイヤの内圧を下げたいんです。内圧の最小値に関するルールを変更する必要があると思います。本当は、最小値よりも低くして走りたいんです」
タイヤは内圧を下げると、接地面を大きく取ることができ、その結果グリップが上がる。しかしその一方で、内圧が低い状態では変形量が大きくなってしまい、タイヤのショルダー部などに負荷がかかり、バーストの危険性が高まるのだ。つまり国本は、内圧をギリギリまで下げたことが原因だったのではないかと考えている。ただ、国本は身体を痛めることはなかったようだ。
「身体は大丈夫です。問題はありません」
そう国本は語る。
「でも今日はパフォーマンスが良くありませんでした。だから、チェッカーフラッグまで辿り着いたとしても、難しい結果だったのではないかと思います。次のレースに向け、予選、レースペース、その全てを改善する必要があります」
本来のチームメイトである小林可夢偉は、WEC等に出場することもあり、欠場が続いている。しかし代役を務める小高一斗と協力し、改善に向けて進んでいると語る。
「可夢偉選手がいつ戻ってくるかは分かりません。でもこれまでのところ、小高選手は良いパフォーマンスをしています。僕らは改善していくために、今後もお互いに協力し合っていかなければいけません」
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