【WRC】ヒュンダイ、オリバー・ソルベルグのリタイアを発表。車内に流入した排気ガス吸い体調優れず
ヒュンダイは、WRC開幕戦ラリー・モンテカルロの最終日に、オリバー・ソルベルグをリタイアさせると発表した。
写真:: Romain Thuillier / Hyundai Motorsport
ヒュンダイのオリバー・ソルベルグは、WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ最終日にリタイアすることとなった。
ソルベルグは競技2日目から、車内に排気ガスが流入するというトラブルに見舞われ、めまいや胸の痛みなどの体調不良を訴えていた。ソルベルグはそれでも競技を続行していたが、3日目にはステージ9でコースオフ。本人は、排気ガスを吸って集中力を欠いたために起きたミスだと説明していた。
最終日の最初のステージも完走したソルベルグだったが、ヒュンダイはその後、ソルベルグをリタイアさせることを発表した。
motorsport.comの調べによると、排気ガスの問題は最終日の朝には解決した模様。しかし、ここ2日間のトラブルはソルベルグとコ・ドライバーのエリオット・エドモンドソンに大きな負担をかけていた。ヒュンダイは乗員ふたりの状況を注視していたが、結果的にチームとクルー双方の合意の下でリタイアすることが決まった。
ヒュンダイの声明には次のように記されている。
「残念ながら、オリバー・ソルベルグとエリオット・エドモンドソンはこれ以上ラリー・モンテカルロに出走しない」
「オリバーとエリオットは、ここ数日間の排気ガスの問題で体調が優れなかったため、チームとクルー双方がリタイアすることで合意した」
なお、ソルベルグは3日目の夜にmotorsport.comの取材に対し、体調は比較的良いとして、次のように語っていた。
「僕たちはできる限り健康でいるために、やれることは全てやった」
「大変で長い1日だったから、ここにいられて嬉しい。まだ少しめまいがするけど、大丈夫だ」
また競技続行に対する危険を全く感じていないのかという質問にも、こう答えていた。
「僕は20歳だからそういうことは考えないんだけど、確かに身体はそう感じているかもしれない」
ヒュンダイにとって、ラリー・モンテカルロは散々な戦いとなっている。オット・タナクはクラッシュにより既にリタイアしており、ティエリー・ヌービルもダンパーのトラブルにより大きくタイムロスし、優勝戦線から離脱した。
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