トヨタのラトバラ代表、新型車両の僅差を予想「新時代に最も早く慣れたドライバーが結果を残す」
トヨタWRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表は、各チームの新型マシンに大きな違いはないと考えているようだ。
伝統のラリー・モンテカルロで開幕した、2022年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)。今季から新しくラリー1規定が導入され、各チームがハイブリッド化されたニューマシンを投入している。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(以下トヨタ)、ヒュンダイ、M-スポーツ・フォードは全力で新型マシンの設計と製作に取り組んできた。ドライバーのラインアップも変更があり、どのチームやドライバーがどれだけ新レギュレーションに適応しているかは未知数だと言える。
トヨタのチーム代表であるヤリ-マティ・ラトバラは、いずれかのチームが圧倒的に有利な状態で開幕を迎えることはないだろうと考えており、ラリー・モンテカルロでは接戦になることを予想している。
「みんな同じ(共通の)ハイブリッドユニットを使っているから、(ひとつのチームが)圧倒的に有利になることはないだろう」
「最近のホモロゲーションにおいては、どのチームも同じようなパーツを使っているので、以前よりも自由度は低くなっている。だから、マシンはかなり近いものになると思うし、大きな違いはないだろう」
「もちろん、どこかのチームが優位に立つかもしれないが、マシンは互いに接近しており、新しいレギュレーションに最も早く慣れたドライバーが結果を残すと信じている」
一方で、もしペース面で劣っていた場合、それを取り戻すのは大変だとラトバラは警告した。
「ホモロゲーションが完了した今、(ギャップを埋めるのは)簡単なことではないんだ。アップデートのチャンスはいくつかあるが、すぐにできることではない」
そうラトバラは付け加えた。
「モンテカルロとスウェーデンの間に1ヵ月の休みがあり、さらに4月のクロアチアまで長い休みがあるので、その間にテストを行ない、新しいパーツのホモロゲーションに挑戦することができる。だが、オプションはそれほど多くないんだ」
ラトバラは、新しいGRヤリス ラリー1を準備する時間はかなり限られていたものの、チームが作り上げたマシンに満足しており、その努力が報われると期待しているという。
「正直なところ、時間はかなり厳しかったんだ」
「このクルマを作るのに、少しばかり焦りがあったと感じる。テストをやったのも本当に年末だった。クリスマスも週末も、みんな一生懸命に働いてくれた」
「でも、だからこそモンテカルロでその努力が報われることを願っている」
「これ以上できることはないので、自分たちがいい仕事をしたという自信を持つしかない。ただ、自分たちがやってきたことを信じるしかないんだ」
ラトバラの願い通り、ラリー・モンテカルロ最初の2ステージを終えて、トップを走っているのはGRヤリスだ。スポット参戦のセバスチャン・オジェが、同じくスポット参戦のセバスチャン・ローブ(M-スポーツ)を6.7秒リードしている。
フル参戦のドライバーの中では、3番手につけているエルフィン・エバンス(トヨタ)が首位だが、まだまだラリーは序盤。ラトバラの言うような勢力図になるかは、これから見えてくるはずだ。
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