KTMビンダー「ルーキーイヤーの延長みたいだった」MotoGP2年目は勝利上げるも”期待”下回る1年
KTMのブラッド・ビンダーはMotoGP2021年シーズンを振り返ると、コロナ禍で短縮された昨シーズンから地続きのような1年だったと感じられたと話した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年にロードレース世界選手権MotoGPクラスへKTMからデビューしたブラッド・ビンダー。彼はMotoGP2年目となった2021年を振り返り、実質的にはルーキーイヤーの延長のような感覚だったと語った。
ビンダーは2020年にMotoGPクラスへデビュー。3レース目のチェコGPで初優勝を達成し、KTMにとっての最高峰クラス初優勝をもたらした。
翌2021年シーズンに、ビンダーは再び印象的な勝利を記録した。フラッグ・トゥ・フラッグによるマシン乗り換えが許可されたオーストリアGPで、彼はスリックタイヤのままステイアウトすることを選択。転倒のリスクを冒しつつも見事に先頭でチェッカーフラッグを受け、一貫性に苦戦していたKTM勢にとってシーズンハイライトとなる結果を持ち帰った。
予選トップ10以内に入った回数は5回となっているが、最終的な結果ではトップ10フィニッシュを11回記録。2年目をランキング6位で終えた。
「今シーズンは凄く大きな挑戦だったよ」と、ビンダーは2021年を振り返って語る。
「今年は浮き沈みもあったけど、全体的に見ると思っていたよりも厳しいシーズンだった」
「昨シーズンの終わり方もあって、僕らとしては今年はもっと準備を進めて、もっと準備のできている状態で迎えられると期待していた」
「でも実際は、必要としていたモノよりも、少し遅かったんだ」
「この現実は今シーズンをかなり難しいモノにした。僕自身としては、皆できる限りのことをしてベストな仕事をしてきたとは思うし、改善に向けた準備もできていると思う」
この2021年シーズンは、ルーキーイヤーの”延長”のように感じているのか? そう聞くと彼は「新しいサーキットがあるという意味だけではなく、そう思う」と答えた。
「考えてみると、僕は昨年MotoGPバイクを走らせたのは6ヵ月だけだ。それは全然充分なモノじゃない」
「今シーズン開幕の頃、望んだようには乗れていなかった。それにまだ多くのミスを犯していた。後半戦はそれでもまだ厳しくはあったけど、自分のライディングというのがより良く感じられるようになった。僕はいつもできる限りの力を注いでいる」
「だから僕達の改善には満足している」
「(開幕戦の)カタールに行く前、僕らは大きな期待を抱いていた。そして期待は裏切られてしまったけど、なぜそうなったのかを理解するのはかなり大変だった」
「でも僕らは後半戦にかけていい仕事ができたと思う。どこを改善すべきなのかを見つけ、弱点と強みを見つけることができた」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments