F1 プレシーズンテストinバーレーン
マクラーレン、開発目標未達でマシンは空気抵抗多め? 「とはいえ想定内」とチーム代表は落ち着き促す
マクラーレンの2023年型F1マシンとなる『MCL60』は、空気抵抗の多い仕様になっている点が、初期段階としては満足できない部分だとチーム代表は語っている。

Jonathan Noble
公開日時: 2023/02/26 4:12
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1のプレシーズンテストが始まり、各チームの新車に対するフィードバックが徐々に明らかになりつつある。そのなかで、マクラーレンは新車『MCL60』の初期の問題として、空力効率が悪く、ドラッグが多い点を挙げている。
マクラーレンは新車MCL60に関して、プレシーズンテストの段階では開発目標をいくつかの部分で達成できなかったと、既に認めている。
開幕戦は既に来週まで迫っているが、彼らはこの状況でどのような困難に直面するかはまだ分からないとしており、さらにアゼルバイジャンGP以降で予定されているアップデートが、状況を好転させる助けになるだろうという楽観的な考えも示していた。
関連ニュース:
今シーズンからチーム代表となったアンドレア・ステラは、MCL60の抱えている問題について、最大の焦点は空力効率にあり、空気抵抗が多い状態にあることを示唆した。
「昨年、我々は開発面でいくつか明確な目標を持っていた。空力効率やタイヤの活用に関する部分、バランスを改善するためのモノなどだ」と、ステラは言う。
Oscar Piastri, McLaren MCL60
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
「実際、そのほとんどの目標は達成されているんだ。だが、マシンの空力効率面の目標については、まだ達成できていない部分のひとつになっている」
「いくつかの目標は達成されているんだが、空力効率はまだ目標を追っているところ……つまりトップ4になれる位置には到達していないのだ。だから我々に足りていない部分のひとつだと言える」
ステラは今回のテストにおけるこの状況は、衝撃的なものではないと語る。その理由として、ここ数週間のファクトリーで得られたデータと一致していることを挙げた。
「この2日間に見てきたことに基づいて言えば、パフォーマンスはかなり想像していたものと近いといえる」
「サプライズがあったわけじゃない」
「エアロダイナミクスの観点からも、データは予期していた相関関係があった。パフォーマンス面についても、テストのラップタイムはエンジンモードや燃料、コンディションによって左右されることは分かっていたし、評価することはできる」
「我々にやらねばならないことがあるのは理解している。だが今シーズンについて考えると、1年は長いし、競争上のポジションにも変化があるだろう」
「そして発表会でも話したが、我々は良好な形で開発を進められている。そこに集中しているんだ。シーズンスタートは現実的になる必要があると思うが、シーズンの先という意味では楽観的なままだよ」
なお開幕戦バーレーンGPの見込みについて聞かれた際、ステラは中団グループで争うということで、予選Q3進出のチャンスとQ1敗退のリスクが同程度あると認めている。
「中団グループはかなり接近していて、差が詰まっているとが分かると思う」
「つまり、セットアップやマシンから全力を引き出したり、しっかりと良い仕事ができなければ、予選Q3に進める可能性と同じくらい、Q1を抜けることすら大変になるかもしれないということだ」
「だから一歩間違えればそこで敗退となる可能性もある。競争力について話をすれば、シーズンを通じての目標はトップ4のマシンとすることだと思っている。ただ、今のところそれは必ずしも射程内にあるわけではないとも考えている」
関連ニュース:
- 角田裕毅、テスト2日目は17番手も開幕前に向けロングランに集中。チームは「生産的な一日だった」と総括
- F1メカ解説:バーレーンテスト編|ようやく見えてきた2023年のF1マシン。そのディテールをチェック
- 【分析】結局、ポーパシング問題は解決したのか? F1プレシーズンテスト初日から見えてきたこと
- トップ返り咲きにはまだ遠い? メルセデスF1、新車『W14』に好感触も「追いかける立場に変わりはない」
















あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 フェラーリの2023年マシン”SF-23”は、直線は速いけどコーナーは苦戦? ルクレール「まだセッティングのスイートスポットを見つけられていない」
次の記事 ベッテル、引退したのに4ヵ月で復帰の可能性!? アストンマーチン、負傷ストロール代役の可能性を示唆
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
最新ニュース

角田裕毅お咎めなし! F1イタリアGPの10位入賞が確定……代役の仕事をキッチリ果たし貴重1ポイントを獲得「停めるグリッドの位置を少し混乱してしまった」
F1
F1 F1
イタリアGP
7 分前
角田裕毅お咎めなし! F1イタリアGPの10位入賞が確定……代役の仕事をキッチリ果たし貴重1ポイントを獲得「停めるグリッドの位置を少し混乱してしまった」

最高速の差は20km/h以上……イタリアGPはアストンマーティン・ホンダにとって過酷な週末。ホンダ折原エンジニア「チームと共に新たな挑戦に挑む」
F1
F1 F1
イタリアGP
1 時間前
最高速の差は20km/h以上……イタリアGPはアストンマーティン・ホンダにとって過酷な週末。ホンダ折原エンジニア「チームと共に新たな挑戦に挑む」

恐るべき18台抜き! アントネッリが60年ぶりイタリア人のイタリアGP制覇達成! 角田裕毅も10位。アストンマーティン・ホンダは全滅に終わる|F1イタリアGP決勝
F1
F1 F1
イタリアGP
3 時間前
恐るべき18台抜き! アントネッリが60年ぶりイタリア人のイタリアGP制覇達成! 角田裕毅も10位。アストンマーティン・ホンダは全滅に終わる|F1イタリアGP決勝

F1イタリアGP決勝速報|アントネッリ、母国優勝! なんと18台抜きの離れ技……イタリア人のイタリアGP優勝は1966年以来。角田裕毅は10番手フィニッシュも審議対象
F1
F1 F1
イタリアGP
3 時間前
F1イタリアGP決勝速報|アントネッリ、母国優勝! なんと18台抜きの離れ技……イタリア人のイタリアGP優勝は1966年以来。角田裕毅は10番手フィニッシュも審議対象
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録