ダカール・ラリー:トヨタのアル-アティヤが1時間以上の差をつけて圧倒的勝利。通算5勝目! ローブが2位
トヨタのナッサー・アル-アティヤが、2023年のダカール・ラリーで後続に1時間以上の差をつける圧倒的な勝利を掴み、通算5勝目を挙げた。セバスチャン・ローブが2位だった。
写真:: Red Bull Content Pool
2023年のダカール・ラリーがフィニッシュを迎え、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤが後続に1時間以上の大差をつけて優勝。通算5勝目を挙げた。BAHRAIN RAID XTREME(BRX)のセバスチャン・ローブが2位に入った。
今年のダカール・ラリーは1月15日(日)に最終日を迎え、アル・ホフーフとダンマーム間に設定された136kmのステージが行なわれた。アル-アティヤは後続に大差をつけていたこともあり、この日はコンサバな走りを見せた。
結果アル-アティヤはステージ11位に終わったものの、2位のローブに約1時間20分の差をつけ、今年のダカールラリーを制した。これでアル-アティヤはダカール・ラリー通算5勝目。最多勝記録を持つステファン・ペテランセル(8勝)に次ぐ勝利数記録2番手に浮上することになった。
今年のダカール・ラリーは、アル-アティヤは当然有力候補の一角だったものの、当初速さを見せたのはアウディ勢だった。しかしペテランセルとカルロス・サインツSr.は、相次いでリタイア。BRXのセバスチャン・ローブも、初日にパンクなどに見舞われて出遅れた。
対してアル-アティヤは終始順調で、前半戦を終えた段階ですでに後続に1時間以上の大差をつけていた。そのため後半は必要以上に攻めることなく、保守的な戦いをする余裕が生まれた。
その後半で速さを見せたのがローブだった。ローブは6連続でステージ優勝を手にするなどし、2位に浮上することになった。しかしアル-アティアとの差は埋めようがなく、2位でのフィニッシュが精一杯だった。
総合3位に入ったのは、トヨタのハイラックスを走らせたプライベーターのルーカス・モラエスだった。モラエスは今年がダカール・ラリー初出場だったが、トラブルに見舞われることなく走り切り、3位でフィニッシュした。
またトヨタ勢はジニエル・ド・ヴィリエールが4位、ヘンク・ラテガンが5位に入り、トップ5のうち4台を占めることになった。
なおアウディ勢は、2度のDTMチャンピオン経験者であるマティアス・エクストロームが唯一完走。最終順位は13位だった。
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