ルクレール、F1バーチャル・ベトナムGPを制す。「信じられないほどハード!」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、自身にとってシムレーシングのデビュー戦となったF1バーチャル・ベトナムGPを制した。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
新型コロナウイルスの影響により、レースの開催延期が続いているF1。その代替イベントとして行なわれている「F1 eスポーツ・バーチャル・グランプリ」の、ベトナムGPのレースをシャルル・ルクレールが制した。
F1の公式ゲームである『F1 2019』には、今回初開催される予定だったベトナムGPのハノイ・サーキットは収録されていないため、レースは中止となった開幕戦オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットを用いて行なわれた。
予選で最速タイムを記録したのは、ルノー育成ドライバーでF2に参戦するクリスチャン・ルンガー。シムレーシングでは経験の浅いルクレールとジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)を上回った。
しかしルンガーは予選で接触があったため、5グリッド降格のペナルティを受けてしまい、ポールポジションにはルクレールがついた。
ルクレールはこのアドバンテージを利用し、オープニングラップでリードを築くと、そのまま29周のレースを圧倒。ポール・トゥ・ウィンを飾った。
レース後、ルクレールは「信じられないほどハードなレースだった」と語った。
「おかしなほど汗をかいているよ。素晴らしいレースだった。僕がゲームを買ったのは8日前だけど、かなりの時間を使って練習した。毎日少なくとも5時間はプレイしていた」
2位はルンガー。ルクレールとは14秒差だったが、8周目にターン1でコースオフする場面もあった。ラッセルは序盤に2番手を走ったものの、5周目のターン1でスピンを喫したこともあり、3位でのフィニッシュとなった。
4位はルクレールの弟でフェラーリ育成ドライバーのアーサー・ルクレール、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが5位となっている。
レッドブルのアレクサンダー・アルボンは、オープニングラップで3番手まで上がったものの、ターン12の出口でスピンを喫し15番手に後退。しかしその後、8位まで挽回している。2009年のF1王者であるジェンソン・バトンは11位だった。
次回のバーチャルGPは2週間後。上海国際サーキットでレースが行なわれる。
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