「ここ10年でベストなスタート」アロンソ、獲得ポイント“2点”もマシンパフォーマンスには満足
フェルナンド・アロンソは2022年シーズン序盤にわずかなポイント獲得に留まっているものの、タイトルを争った2012年以来、最も競争力のあるシーズンとなっていると評価している。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2度のF1王者であるフェルナンド・アロンソは、アルピーヌから継続参戦する2022年シーズン序盤に苦しい戦いが続いた。しかし、彼としては激しいタイトル争いを演じた2012年以来、最も競争力のあるシーズンになっていると感じられている様子だ。
2021年にF1へ復帰したアロンソ。昨シーズンは表彰台も獲得し、チームメイトのエステバン・オコンの劇的勝利にもチームプレイで貢献するなど、要所要所で活躍を見せた。
しかし2022年シーズン、アロンソはこれまでの4戦での獲得ポイントがわずか2点。オコンが20ポイントを獲得しているのとは対照的だが、アロンソも”困難なスタート”になっていると認めた。
ただし、アロンソはパフォーマンスには悲観していない。彼は今シーズンのアルピーヌのマシンと自身の走りは、過去10年間で最も競争力があると感じられているのだ。
「チャンピオンシップで2ポイントしか取れていないのはちょっと変な感じだっていうのは、否定できない。過去10年、恐らく2012年以来、競争力の面ではベストなスタートを切ったはずだと思えるから、なおさらね」
アロンソはマイアミGP開幕前に、そう語った。
「僕は開幕4戦で、自分の感じていたようには競えていなかった。そこでは極端な不運もあった。サウジでは楽に6位になれたはずだし、メルボルンでは予選と決勝で問題に見舞われてしまった」
「そしてイモラでは1周目にまた不運があり、レースから弾き出されてしまった」
「結果が出るまでは時間の問題だ。僕は今、強さそして速さを感じているからね。マシンにもいいフィーリングがあるんだ。毎週末を本当に楽しみにしている」
2012年はアロンソが最後にタイトルを争ったシーズンだ。以降、アロンソは2013年に最後の勝利を挙げて、フェラーリからマクラーレンへ移籍。しかし苦しい戦いが続いた末に、2018年で一度F1を離れた。
翻って現在、彼はアルピーヌでの競争力はどのセッションでも高いモノがあり、F1を1度離れるまでの期間では感じられなかったものだと語っている。
「僕らは今年、どのセッションでもかなりの競争力があった」
「トップ6、トップ7にいたと思う。これはマクラーレン時代や、フェラーリでの終盤や、昨シーズンには無かったものだ。それが実際のところなんだ。予選やフリー走行では、本当に競争力があるポジションにつけていた」
「レースでは手に負えないことや、信頼性の問題もあったと思う。仕事を終えられていなかったんだ」
「でもこれまでのところ、マシンには速さを感じているし、自信があるよ」
アロンソは昨年、F1復帰シーズンの課題についてはスピードを取り戻すことだと語っていた。しかし今では2022年型マシンにも自信を持てていると話した。
「別になにか保証書があるわけじゃないけどね」と、アロンソ。
「ルールが変更され、18インチの新タイヤなどが入ってきたから、100%プッシュできるようにするには、自信を得て、自分自身を少し適応させていかなければならない」
「そして僕は、冬季テストからすぐにそれを手にしていた。だから良いフィーリングがあるんだ」
なお開幕を迎えたF1第5戦マイアミGPでアロンソは、FP1を12番手、FP2を5番手と上々の立ち上がりとなっている。
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