アロンソ、FP2トップタイムにも浮かれず。それでも「トップチームに挑戦できるのは時間の問題」
フェルナンド・アロンソはF1開幕戦バーレーンGPの初日をトップで終え、アストンマーチンがトップチームに挑戦できるのは時間の問題だと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1開幕戦バーレーンGPの初日、トップタイムをマークしたのは昨シーズンまで上位を独占していた3チーム(レッドブル、フェラーリ、メルセデス)ではなく、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソだった。
プレシーズンテストから、アストンマーチンが躍進を遂げたのではないかとパドックでは話題になっていた。しかしあくまで、それはアストンマーチンが中団争いから抜け出し、トップ3チームに挑めるかどうかというトーンだった。
ところがバーレーンGPのFP2では、アロンソがレッドブルの2台を抑えてトップタイムをマーク。ロングランでもレッドブル勢と同等のペースを見せたのだ。
もし土曜日にポールを獲れなかったらがっかりするかと聞かれたアロンソは、期待感を抑えるように「いやいや、そんなことはない」と答えた。
「正直なところ、そんなに高いポジションまでは考えていないんだ。実際、どのポジションが僕たちにとっていい位置なのかは分からないんだ」
「テストの後、2台ともQ3に進出し、最初の数レースでできるだけ多くのポイントを獲得して、ミスをしないようにしようと考えていた」
「12位や14位を争うのと、5位以内で戦うのとでは、プレッシャーもアドレナリンも違うからだ。チームとして、このプロセスの中で一緒に成長していかなければならないことがたくさんあるんだ」
「残念ながら、いくつかのミスを犯すだろうと予想している。完全に新しいチーム、新しい手順だし、チームにとってもそうだ。僕たちは地に足をつけて行動しなければならない」
「長期的な目標はチャンピオンシップを戦うことにしなくてはいけないけど、今年について僕はまだ考えていないんだ」
アロンソは、まだマシンの改善が必要だと考えており、チームのオペレーションの面でもまだまだだと指摘する。
「もちろん、タイムが出るのはいいことだし、競争力があるのは確かだ。テストの後は、いつも複雑な気持ちになるものだけど、予選や決勝に臨むにあたっても同じだ。最初の3レースは、バーレーン、ジェッダ、オーストラリアと、まったく異なるサーキットだしね」
「今はただ、自分たちのことに集中している。クルマにはまだ改善すべき点がたくさんある。今日はバランスが完璧とは言えなかった。そして、チームも少しずつ変えていかなければならないと思っている」
アストンマーチンのオーナーであるローレンス・ストロールの、チームを前進させるという大胆な野望が、こんなに早く実現するとは思っていなかったのではないかという質問に、アロンソは次のように答えた。
「最初の2、3レースで何が起こるか見てみよう。まだ素晴らしいテストセッションを過ごしたに過ぎない。でもローレンスは何をするにもビジョンを持っている。彼が失敗するところを見るのはとても難しいよ」
「だからアストンマーチンがトップチームに挑戦できるのは時間の問題だと思う。僕たちは全く新しいクルマ、新しい技術部門を持っていて、多くのことを学びながらとても興味深いプロセスを歩んでいる。でも、まだ長い道のりがあると思っている」
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