アロンソ流の“ゲン担ぎ“……トラックウォークがポイント獲得のカギになる?
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、レース週末に先立ちコースを歩いて周る「トラックウォーク」をゲン担ぎの様に捉えていると語った。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、レース週末に先立ちチームスタッフと共にコースを歩いて周り状態を確かめる「トラックウォーク」をゲン担ぎの様に捉えていると語った。
2度F1世界チャンピオンに輝いた経歴を持つ”ベテラン”アロンソは、かねてよりトラックウォークから得られるメリットに懐疑的な反応を示すドライバーのひとりであった。
現在はアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルを筆頭に、同行するエンジニアと会話をしながら路面や縁石、ランオフエリアなどを歩いて直接確かめているドライバーが大半を占めている。その一方で、メルセデスのルイス・ハミルトンやレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンなど、トラックウォークを一切行なわないドライバーも見受けられる。
そんな彼らと同様に、これまでトラックウォークを行なってこなかったアロンソ。しかし、アルピーヌドライバーとして“F1復帰”を果たした今シーズンは、木曜日の午後にチームスタッフと共にコースを歩く姿が目撃されている。
トラックウォークを行なうようになった理由を聞かれると、アロンソはおまじないのようなものだからだと語っていた。
「(第3戦ポルトガルGPの舞台となった)ポルティマオは初めてのサーキットだったから、(トラックウォークを)した」と第9戦オーストリアGPに先立ちアロンソは語った。
「そうしたら、一番良い週末になった。そこではポイントも取れて、競争力も感じることができた」
「スペインGPとモナコGPではするのを止めたら、無得点に終わってしまった。だから、『アゼルバイジャンGPでもう一度試してみよう』となったんだ。そこでは6位でフィニッシュできたから、僕らのベストレースだと言える」
「そこから、トラックウォークを続けることにしていて、日曜日のポイント獲得も続いている。だから、今のところは純粋なゲン担ぎのようなものだ」
アロンソは、ここ数戦でアルピーヌチームにも慣れてきたこともあり、上昇傾向が続いている。直近3戦では、全て予選Q3に進出を果たし、決勝レースではポイントを獲得している。
前戦シュタイアーマルクGPではアルファタウリ・ホンダの角田裕毅を抑え9位でチェッカーを受けたアロンソ。第9戦オーストリアGPでは、持ち込まれるタイヤコンパウンドが一段階柔らかくなることに加え、不安定な天候が更にレースを面白くすると考えている。
「(シュタイアーマルクGPは)競争力の点では、タフな週末だった」と彼は言う。
「今回は、僕ら自身のレベルを上げていく必要がある」
「異なるタイヤ(コンパウンド)だし、日曜日に天気が崩れる可能性もある。(レッドブルリンクは)僕らのマシンパッケージにとって最適なコースレイアウトとは思えないから、それらが助けになってくれるといいね」
「でも、ポイントが稼げる可能性はもちろんあるから、僕らはチャンスをものにする必要がある」
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