F1サウジアラビアGP FP2:“本気”の走行開始? メルセデスがワンツーで初日を締めくくる。角田裕毅も速さ見せ8番手

F1第21戦サウジアラビアGPのフリー走行2回目が行なわれ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイム。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は8番手だった。

F1サウジアラビアGP FP2:“本気”の走行開始? メルセデスがワンツーで初日を締めくくる。角田裕毅も速さ見せ8番手

 F1第21戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目がジェッダ・コーニッシュ・サーキット(ジェッダ市街地サーキット)で行なわれた。トップタイムは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

 ジェッダ市街地サーキットは、全長6,175kmに27個のコーナーが配置されている。しかし、絶大なダウンフォース量を持つF1マシンにとってはほとんどのコーナーを全開で走れる上、DRSゾーンは3個と“最速の市街地サーキット”というキャッチコピー通りの超高速仕様となっている。

 気温28度、路面温度30度、フリー走行1回目とはうって変わり、闇夜をサーキットの灯りが照らす中フリー走行2回目がスタートした。

 FP2は予選、決勝レースと同じ時間帯に行なわれるということもあり、特に貴重な走行機会。60分に限られているセッション開始時点から、多くのマシンがミディアムタイヤ(C3)かハードタイヤ(C2)を投入して、精力的にコース上で走行を開始した。初走行だったFP1から変わり、多くのドライバーが“ギヤ”を上げて本格的に攻め始めたのか、ロックアップやコースアウトをするドライバーも増えてきた。

 FP1とサポートレースでの走行により路面コンディションも改善したこともあり、セッション開始から10分を過ぎた時点で、ミディアムタイヤを履くマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がFP1でハミルトンがソフトタイヤ(C4)で出したトップタイムを上回った。

 セッション開始から20分が経過すると、多くのマシンが1セット目のタイヤでの走行を終えてピットに戻り、全車が2セット目として新品のソフトタイヤを履いて再度コースへ出て、予選に向けた想定ランを開始した。ハミルトンも予選想定ラップを開始するも、2度に渡りトラフィックに引っかかり満足のいくタイムを出せないでいた。その他のドライバーもトラフィックによりタイムを失っていたところを見ると、トップチームのドライバーでも、タイミングが悪ければ予選Q1敗退……というシナリオもあり得ると思える状況だった。そういう意味でも、20台が同時にアタックを行なう予選Q1では、特にコース上での位置取りが重要になるだろう。

 セッション残り20分を過ぎると、決勝レースに向けたロングランに切り替えて走行を行なうドライバーが増えてきた。残り10分を切ったところでニキータ・マゼピン(ハース)が、ターン2でスピンを喫するもマシンへのダメージはなく、それに起因して提示されたイエローフラッグもすぐに解除された。

 このまま無事セッションは終わると思われたが、残り5分を過ぎたところでシャルル・ルクレール(フェラーリ)が激しくクラッシュ。ターン22でマシンのリヤが流れ、続くターン23のイン側のテックプロ・バリアに突き刺さった。このクラッシュにより赤旗が提示され、そのままセッションは終了となった。

 幸いドライバーには怪我はなさそうだが、リヤからバリアに当たったことでマシンはリヤ周りを中心に大きく破損。ダメージが及んでいる可能性が大きいギヤボックスは金曜日用であると考えられるため、交換によるペナルティを受ける可能性は少ないと推測できるが、いずれにせよフェラーリのメカニックは明日以降の走行に向けてハードワークを強いられることになった。

 FP2をトップタイムで終えたのはハミルトン。ミディアムタイヤで1分29秒018をマーク。同じくメルセデスのバルテリ・ボッタスが0.061秒差で2番手に並び、メルセデスがワンツーとなった。1発のタイムに加え、ロングランでも1分33秒台で周回するなど、サンパウロGPとカタールGPに続けてサウジアラビアGPでも強力なパフォーマンスを初日から見せつけた。

 3番手には好調ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)で、ソフトタイヤでハミルトンから0.081秒差の1分29秒099をマークした。その後ろにはフェルスタッペン、アルピーヌ勢とカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が続いた。

 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、ハードタイヤで1分29秒597を記録し8番手で初日を終えた。ガスリーからは0.498秒離されているものの、コンパウンドの差を考慮すれば上出来と言える結果であろう。角田の後ろ9番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、10番手に最後クラッシュを喫したルクレールが並んだ。

 初開催のサーキットということもあり、ドライバーとしてもチームとしても未知数だった初日を終え、まずまずの結果を手にしているチームと”宿題”が残っているチームが見えてきた。金曜日の走行を土曜日以降にどう活かせるか、もしくは挽回できるかが今後のカギになるだろう。

 
 
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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 22 1'29.018     249.684
2 Finland バルテリ ボッタス 23 1'29.079 0.061 0.061 249.513
3 France ピエール ガスリー 22 1'29.099 0.081 0.020 249.457
4 Netherlands マックス フェルスタッペン 20 1'29.213 0.195 0.114 249.138
5 Spain フェルナンド アロンソ 21 1'29.441 0.423 0.228 248.503
6 France エステバン オコン 22 1'29.555 0.537 0.114 248.187
7 Spain カルロス サインツ Jr. 24 1'29.589 0.571 0.034 248.092
8 Japan 角田 裕毅 20 1'29.597 0.579 0.008 248.070
9 Mexico セルジオ ペレス 22 1'29.768 0.750 0.171 247.598
10 Monaco シャルル ルクレール 23 1'29.772 0.754 0.004 247.587

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