サンパウロGPターン4でのバトル、メルセデスによる再審請求は認められるか? FIAが18日に聞き取りを実施へ
FIAは、F1サンパウロGPでのバトルに関してメルセデスが再審を要求したため、11月18日にメルセデスの代表者に対するヒアリングを実施する。
F1サンパウロGPでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)による激しい首位攻防戦が繰り広げられたが、メルセデスはその際のフェルスタッペンのディフェンスに不満を持っており、再審を請求している。これを受けてFIAは、メルセデスの代表者に対する聞き取りを行なうようだ。
スチュワードドキュメントによると、メルセデスの代表者は現地時間の11月18日17時にビデオ会議にてFIAに報告する必要がある。これはメルセデスに再審を請求する権利があるかどうか、FIAが確かめるために実施される。メルセデスは「裁定が下った時点では入手できなかった、重要かつ関連性のある新たな証拠」を提示することが求められる。
これに当てはまるものに、フェルスタッペン車の前方車載カメラ映像がある。
現在のF1の技術では、リアルタイムで確認できるライブ映像は各車ひとつだけに制限されており、問題となっているターン4でのインシデントが起きた時、フェルスタッペンの後方車載カメラの映像のみが放送されており、その時点でスチュワードは前方車載カメラの映像にはアクセスできていなかった。しかし、それらは火曜日にF1によって公開されている。
問題のインシデントは決勝レースの48周目に発生。首位を走るフェルスタッペンは、ターン4でハミルトンにアウトから並びかけられたが、イン側を走るフェルスタッペンがアウト側に膨らむような格好となり、両者コースアウト。しかし、これに関して審議の必要はないという裁定が下っていた。
メルセデスは、DRSの規定違反によってハミルトンがノックアウト予選を失格となった件を含め、サンパウロGPでの一連の裁定には納得がいっていない。チーム代表のトト・ウルフは次のように語っていた。
「この週末は、何度も何度も顔を殴られたようなものだ」
「判断がいつも自分たちに不利な方向に傾いてしまうと、それだけで腹が立ってしまうが、私は自分のチームとドライバーを何があっても守る」
「私はこれまで、物事を議論する際には非常に外交的だった。しかし、その外交関係は今日で終わりだ」
フェルスタッペンのドライビングがスポーティングレギュレーションに反しているとFIAが認めた場合、フェルスタッペンはサンパウロGPのレースタイム加算、カタールGPでのグリッド降格などのペナルティを受ける可能性がある。
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