アルピーヌ、チームランキング5位を争うアルファタウリ・ホンダを“チーム力”で討つ「彼らは1台、僕らは2台で戦える」

エステバン・オコン(アルピーヌ)はF1サンパウロGP決勝で、チームメイトであるフェルナンド・アロンソと共に直接のライバルであるピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)を打ち負かすために、チーム戦術を「限界まで」推し進めたと語った。

アルピーヌ、チームランキング5位を争うアルファタウリ・ホンダを“チーム力”で討つ「彼らは1台、僕らは2台で戦える」

 サンパウロGPの決勝レースでアルピーヌのふたりは、コンストラクターズランキングでも拮抗するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーを抑えこむために、チーム戦術を「限界まで」推し進めたと語った。

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 アルピーヌとアルファタウリ・ホンダは、コンストラクターズランキング5位争いで同ポイントの106点でサンパウロGPを迎えた。

 決勝レース中、1ストップ作戦を採ったエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソのアルピーヌ2台は、2ピット作戦と戦略の異なるガスリーを抑え込むことに集中した。オコンはレース終盤、後ろから迫るガスリーを振り切るべく、先行するアロンソのDRS圏内に入り続けられるように無線でチームに頼んでいた。

 オコンはガスリーの後ろ8番手から決勝レースをスタートしたものの、オコンよりも遅れてピットストップを行なったアロンソのレースペースが良く、チームは順番をアロンソに譲るように指示。ふたりはタイヤの面で優位なガスリーを抑え込むことを試みた。

 最終的にガスリーは2台を抜き去り、アルピーヌの前7位でフィニッシュ。アロンソに道を譲ったオコンは、チームの協力関係は最高潮まで達していたと語った。

「楽しかったし、僕らは限界まで攻めることができた」とオコンは語った。

「それで、フェルナンドとは一度順位を入れ替えた」

「フェルナンドが前に出て、ガスリーが僕らの後ろに追いついてきたから、ガスリーを抑え込むために無線で『フェルナンドがDRSをくれたら嬉しい』と伝えた。そしたら彼はすぐに対応してくれたんだ」

「彼は助けてくれたんだ。彼は最終コーナーへの走行ラインを変えてくれたから、僕はイン側を通って乱気流の影響を受けずにコーナー出口で彼に接近することができた」

「3、4周はガスリーを抑え込むことができたけど、もしああいう戦略を取らなければ彼にすぐ追い抜かれていただろうね」

「ハードではあるが、フェアだった。チーム精神の強さと最後まで戦い抜く準備ができていることを証明できたと思う」

 この戦術でガスリーを苦しめることができたのではないかと尋ねられたオコンはこう答えた。

「さっきも言ったように、僕らは限界まで攻めたけど、彼らをコンストラクターズランキングで負かすにはそれが唯一のチャンスだった」

「(ガスリーの)前に留まるには十分では無かったけど、今回もチャンピオンシップをタイに持ち込むことができた。それは良いことだね」

 ガスリーに敗れはしたものの、アルピーヌは8位、9位とダブル入賞。ガスリーのチームメイトである角田裕毅はレース序盤の接触により後退した上、10秒のタイムペナルティを科され15位で無得点。2チームはポイント獲得数では並んでいるものの、今季1勝を挙げているアルピーヌはコンストラクターズランキング5番手を死守した。

 レースペースではオコンより優れているように見えたアロンソは、チームメイトとポジションを入れ替えずに、チーム間でポジション争いを行なうことは考えていなかったと語った。

「チームメイトに対してアタックすることは恐らくないだろう。なぜなら、接近して走ることでタイヤにダメージを与えることになるから、そういう状況にはしたくない」とアロンソは語る。

「今シーズンの初めには、こうしたこともあったかもしれないけど、今は僕らふたりでポイントを獲得したいと思うようになっている」

「それがチームとしては最大の強みだ。知っての通り、僕らは非常に速いアルファタウリと争っているが、彼らは“1台”、僕らは“2台”で戦える。僕らに関してはそれ以上何もできることはない」

 
 
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