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フェラーリのバスール代表、レッドブルの好調にも泰然自若「自分たちにパフォーマンスがあることは分かっている」

フェラーリのフレデリック・バスール代表は、テストでのレッドブルの印象的なパフォーマンスについて、落ち込む必要はないと主張している。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB19

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 バーレーンで行なわれたF1のプレシーズンテスト。3日間を通してレッドブルのRB19がショートランでもロングランでも速さを示したことで、レッドブルが倒すべきチームでありベンチマークだと広く認識されている。

 今季こそタイトル奪還を目指すフェラーリにとっては悪い知らせのようにも見えるが、チーム代表のフレデリック・バスールは懸念してはいないようだ。

 彼は、フェラーリは今回のテストでタイムをあまり重視しておらず、セットアップの評価に多くの時間を費やしたと主張した。

 また、開幕戦のバーレーンGPとテストの走行時間帯に違いがあることもあって、テストでのタイムは参考にならない可能性があると示唆した。

「全体的には、今回のテストには満足できると思う」と、バスールはテストについて総括した。

「全体的にみて、マシンの性能は問題なさそうだが、他のマシンの燃料のレベルが分からない」

「最も重要なのは、あらゆるマシンセッティングについてスキャンをしてみることだ。というのも、今日(のテスト)の特徴と来週のイメージは全く違うものだからだ」

「昨年、バーレーンで誰が最速ラップタイムを出したかは覚えていないが、その彼は(バーレーンGPの)ポールポジションではなかった」

 誰が昨年のテストでトップタイムを出したか覚えていないというバスールの言葉は、おそらく嘘だろう。トップとなったのは今季もフェラーリにとって最大のライバルとなるであろうマックス・フェルスタッペン(レッドブル)であり、バーレーンGPの予選でポールポジションを獲得したのはフェラーリのシャルル・ルクレールなのだ。

 1年前はアルファロメオのチーム代表をしていたとはいえ、バスールがそれを意識していないはずがない。

Carlos Sainz, Ferrari SF-23

Carlos Sainz, Ferrari SF-23

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

 レッドブルのペースについて、フェラーリは懸念しているかと聞かれ、バスールは次のように答えている。

「1周のペースについては、彼ら(の燃料搭載量)が20キロkgか30kgか50kgか分からないし、我々がどれだけ搭載しているかも外からはわからないから、判断がつかない。つまり、どんな比較も非常に難しいということだ」

「唯一判断できるのは、レースのシミュレーションをするときだ。なぜならクルマを止めずに55周した場合、110kgでスタートしたということになるからだ。それしかない」

「我々は燃料搭載量を変えながら色々と試行錯誤した。うまくいったときもあったし、少しうまくいかなかった時もあった。この結果からベストを尽くさなければならないし、きちんとした分析もしなければならない」

「しかし来週のレースは、始まってから終わるまでの間でも、また違ったストーリーになるだろう」

「バーレーンのレース終盤は、路面温度がとても低くなるから、今回のテストとは全く違う構図になるだろう」

 テストでフェラーリが見せたロングランの中には、競争力がないように見えるものもあったが、バスールは明らかに正しくないセットアップを試していたこともあったと述べている。

 フェラーリはこのテストで自分たちのやりたいことをやったのであって、レッドブルがやっていることに固執するのは自分たちのチャンスを奪うだけだという信念を貫いている。

「それはテストに臨む心構えではないんだ。チームのパフォーマンスレベルを見るためだけにテストを始めると、タイムシートに基づいてリアクションし、動くことになるからだ」

「最も重要なのは、チェックすべき項目をチェックすることであり、正直なところこれに関して我々は良い仕事をした」

「マシンのセッティングや開発項目など、すべての選択肢に目を通すのに3日しかない。そして、すべてをまとめ上げることができればベストは問題なさそうだ」

 ドライバーのシャルル・ルクレールは、新車SF-23がストレートでは改善しているのに対し、昨年得意としていたコーナーでは少し苦労することになると指摘した。

 こうした声についても、バスールは「常に上を目指すドライバーのメンタリティを理解することが重要だ」と語った。

「もし彼らが満足していたとしたら、それはプロとしては間違いかもしれない」

「私のビジネスにおけるDNAは、常にもっと前進しようとすることなんだ」

「予選順位が決まる時以外に、彼らがバランスに満足しているとしたら、それはつまりテストでは十分にプッシュできていないということだ」

「確かに、彼らはもっと多くのモノを求めている。全体的にもっとグリップを欲しがっている」

「それがビジネスの考え方だ。最終的に、我々は非常に多くの項目をチェックした。そして3日間を終えてすべてをまとめてみると、パフォーマンスがあることは分かるのだ」

「しかし、他の人たちについては分からない。エンジンモードや、燃料搭載量などね。明確なイメージを持つことはとても難しいんだ」

 
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