登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

2021年のF1チーム予算制限”結果発表”まもなく。FIAは「乱暴な噂や憶測が多すぎる」と不満

FIAの競技担当副会長を務めるロバート・リードは、10月10日に発表される2021年シーズンの予算分析結果発表を前に、あまりにも噂や乱暴な憶測が多すぎると述べた。

Max Verstappen, Red Bull Racing, receives the Pirelli Pole Position award from Robert Reid, FIA Deputy President for Sport

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1日本GPが10月9日に終了。レッドブルのマックス・フェルスタッペンのチャンピオン獲得や、作業車両とのニアミスが起きた事件など、トピックの多い週末となったが、レースウィーク明けの10日にも大きなニュースが待っている。2021年シーズンの各F1チームの予算について、遵守証明書が発行される予定だからだ。

 当初、5日に発行される予定だった予算上限の遵守証明書だが、FIAはこれを日本GP終了後まで延期していたのだ。

 シンガポールGPの週末、パドックには2021年の予算上限を超過していたチームがあったのではないかという憶測が広まった。そしてそれはアストンマーチンとレッドブルではないかと他チームは示唆し、両チームがそれを激しく否定した。

 日本GPを前に、鈴鹿でmotorsport.comの独占インタビューに応じたFIA競技担当副会長、ロバート・リードはチームがライバルに非難を浴びせたことにFIAが苛立っていることを明らかにした。

Read Also:
ロバート・リード, FIA

ロバート・リード, FIA

Photo by: JEP / Motorsport Images

「私にとって残念なのは、あまりにも多くの憶測、そして乱暴な憶測があることだ」

「そして、それが風評被害にもなりかねない状況を引き起こしている。あまりに多くのことが語られすぎている」

「月曜日が来れば、すぐに次の年の分析に移れると思う。そして何が起こるか見ることになるだろう」

「私個人に関しては、実は数字を知らないんだ。これはプロセスであり、それを行なっている部門がある。彼らはそのプロセスにおいて、様々なステップを踏んでいる」

「もし違反があった場合、その違反が手続き的なもの、軽微なもの、重大なものに分類されることは誰もが知っていることだと思う」

「規則は誰でも読むことができるようになっている。我々はすでにウイリアムズの状況(報告書を期日までに提出できず罰金)を経験しているので、手続き上の違反に関しては確かに何が起こるか、次のステップは何であるかは誰もが理解している」

「私にも手続き上の違反があるかどうか、あるいは支出超過があるかどうかさえ分からない。だから、様子を見ながら、その時に対処しよう」

 リードは、今回の遵守証明書の発行における最も重要な成果は、規制がうまく機能したと見なされることだと強調した。

「規制はうまく機能しなければならない」

「プロセスというものがある。規制という点では、まだ序の口だ。F1のテクニカルレギュレーションやスポーツレギュレーションには、現在進行形で多くの変更が加えられている。新しいものはすべて調整する必要があると思う」

「レギュレーションの書き方によっては、意図しない、あるいは実現しない結果を招く可能性がある。昔からよく言われることだ。風船を下に押し込めば、自分では気づかないうちに別の場所に飛び出すものだ」

「2020年にこの規則のトライアルをしたが、正式な運用は今回が初めてだ」

「競技規則でも『こんな状況は見たことがない』と言われるような状況がまだあるんだ。それで、このスポーツは何年続いているのだろうか? 2021年だけの問題ではなく、今後財政規則でも同じようなことが起きると思う」

「複雑なレギュレーションなので、達成しようとすると複雑なプロセスになる。しかし、このスポーツの将来にとって、コストをある程度コントロールすることが絶対に必要だということは、誰もが認めるところだろう」

 リードは、かつてスクーデリア・トロロッソでチーフ・ファイナンシャル・オフィサーを務め、現在はFIAで予算上限に関する部門の責任者をしているフェデリコ・ロディを信頼していると語る。

「フェデリコを信頼するしかないんだ」と彼は言う。

「それが彼の仕事なんだ。彼はその責任者であり、すべての分析を行ない、すべてを作り上げてきたのは彼の部署だ」

「レギュレーションの策定にはこのチームが大きな役割を担ったが、正しい結果を出すという共通の目標を掲げ、全員が協力しているのだ」

 当初6月に発表が予定されていた昨年の予算報告だが、遅れが生じたことについて彼は次のように述べた。

「間違いなく、何年か後には今よりも早く発表できるようになることを望んでいる。それが、我々が進んでいる道だ」

「21年の結果について解明したことは、22年、23年に向けても役に立つ」

「物理的に、我々は調べられる場所を絞っているようなものだ。その中には明らかに予算制限の範囲内なもの、そして範囲外なものが非常に多く含まれている」

「そして今後は、グレーゾーンがますます小さくなっていくだろう」

 
Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 F1分析日本GP編|ルクレールを苦しめた、激しい激しいデグラデーション。来季の逆襲には、この改善は急務
次の記事 デ・フリーズ、新相方の角田裕毅とは既に仲良し「みんなを楽しませてくれるヤツ」。“先輩”としてのリーダーシップにも自信?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本