メルセデスのフロントロウ独占は予想外! ハミルトン「みんなと同じくらい衝撃を受けた」
ルイス・ハミルトンは、F1メキシコGP予選でメルセデスがフロントロウを独占したことに、かなり意外に思っているようだ。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
メルセデスは、F1第18戦メキシコGPの予選で、フロントロウを独占。2番グリッドを獲得したルイス・ハミルトンも、この結果には驚いたようだ。
メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高約2300メートルの高地に位置している。空気の密度が薄くなる関係で高いダウンフォースが要求され、パワーユニット(PU)も特殊な条件に合わせて最適化が求められる。
これまでの実績も含め、下馬評ではレッドブル・ホンダが速いのではないかと見られており、実際にFP3ではレッドブルが1-2となった。しかし予選ではQ1~Q3まで全てでメルセデスがトップタイムを記録する、”予想外”の速さを見せた。
バルテリ・ボッタスは、チームメイトのハミルトンを抑えてポールポジションを獲得。ハミルトンはタイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)よりひとつ前のグリッドからレースをスタートする。
ボッタスはフェルスタッペンに対して0.350秒差をつけたが、レッドブルとの差が開いた理由を訊かれ、ハミルトンは次のように答えた。
「本当に分からないよ」
「彼らはある段階でコンマ6秒、その後もコンマ4秒の差をつけていたんだ。でも何があったにせよ、予選に入ると突然、僕らのペースが上がったんだ」
「僕もみんなと同じようにショックを受けている。でも、それを受け止めるよ!」
前戦アメリカGPでフェルスタッペンに敗れ、ポイント差が12ポイントまで広がったハミルトンにとって、今回の予選は決勝への期待が高まる結果となった。
ハミルトンは、今季3回目のポールポジションを獲得したボッタスを称賛。ポールポジションが欲しかったと認めつつも、「今日はボッタスの方が良い仕事をした」と語った。
「バルテリをとても誇りに思う。ここ数戦、彼はとてもいい走りをしている」
「チームにとっては本当に素晴らしいことだと思う。彼らはとても熱心に仕事をしてきた」
「今週末、僕たちはペースがないと思っていた。だからこそ、フロントロウを確保できたことは非常に特別なことで、明日は他のドライバーたちと非常に良い戦いができるのは間違いない」
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