ハミルトン、レジェンドドライバーに苦言「若いドライバーの成功を願い、祝うべき」

アイフェルGPでF1通算91勝目を挙げたルイス・ハミルトンは、年配のドライバーたちが、自分の成功について評価しない理由が「よく分からない」と語る。

ハミルトン、レジェンドドライバーに苦言「若いドライバーの成功を願い、祝うべき」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、先日ニュルブルクリンクで行なわれたF1アイフェルGPで、F1通算91勝目を挙げた。これは、ミハエル・シューマッハーが持つ史上最多勝利記録に並んだ、偉業と言える1勝である。

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 ハミルトンはその上、現在ドライバーズランキングでの首位に立っている。2番手につけるチームメイトのバルテリ・ボッタスとの差は69ポイント……このままチャンピオンを獲得すれば、やはりミハエル・シューマッハーが持つ史上最多のチャンピオン獲得記録である”7回”に並ぶことになる。

 ただこの記録について、3回のワールドチャンピオンに輝いたジャッキー・スチュワートは、過去の偉人たちと比較して、ハミルトンの残した成績がどれほど素晴らしいものなのか「正当化するのは難しい」と発言した。

 スチュワート曰く、ハミルトンが戦っている時代は、ファン・マヌエル・ファンジオやジム・クラークの頃と比較して1年のレース開催数が多く、さらにひとつのチームが支配的な強さを発揮してシーズンを席巻するという状況にあるため、比較するのは難しいという。

 ハミルトンもアイフェルGPに勝利した後、時代を超えてドライバー同士を比較するのは「不可能」であり、最高のドライバーだと言われることは「重要ではない」と語った。

 ただハミルトンはその一方で、過去のドライバーの何人かが、自身について発言したコメントに対し、混乱していると語る。

「彼らのやり方で、誰かを酷評する必要があるとは、僕には思えない」

「僕は多くの人たち、特に年配のドライバーたちから酷評される。彼らはまだ、奇妙な考え方を持っている。理由は分からない。でもいつか、それを乗り越えてくれるだろう」

「僕は過去、そして過去の伝説について、とても尊敬している。僕のことを否定する人についてもね。今でも僕は、彼らのことを高く評価している。歴史上は別の時代だけど、彼らの頃もとても大変だったことを理解しているからだ」

「彼らの頃は、信じられないほど大変だった。その伝説は何も変わらない。でも20年後、僕はその時に成功している若いドライバーを、見下すようなことはしないだろう。それは約束する」

「年長のドライバーとしての責任は、できるだけ明るい光を当てるということだ」

 ハミルトンはシューマッハーの記録を塗り替えるだけでなく、歴史上初めて100勝以上を達成するドライバーになると見られている。ただ当のハミルトンは、若いドライバーたちに対し、自身の記録を超えることを目指すべきだと考えている。

「マックス(フェルスタッペン/レッドブル)であろうと、他の誰であろうと、僕の最終的な記録を目指すことになるだろう」

 そうハミルトンは語った。

「誰かがそれを破らないようにと望むことは、間違ったことだと思う。僕はそのドライバーを励まし、最大のポテンシャルを発揮することを望むはずだ」

「もしそれが、誰かがその記録にたどり着くことを意味するなら、すごいことだと思う」

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