契約延長したハミルトン、”F1への愛”が再燃。「厳しいタイトル争いの中で、自分の仕事への熱が活性化している」
7度のF1王者であるルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンとのタイトル争いでF1への愛が”再活性化”しており、チームとの距離を縮めていると語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
メルセデスは、ルイス・ハミルトンと新たに2年契約を結んだことを発表。7度のF1王者であるハミルトンは、少なくとも2023年シーズン終了まで、チームに残ることになった。
ハミルトンとメルセデスは、2021年に向けての契約交渉が長引き、2月になってようやく単年契約を結んだ。そうした背景もあって、ハミルトンの将来について様々な憶測を呼んでいた。一方ハミルトンは、前人未到8度目のタイトル獲得を目指す中で、今年以降の去就について、コース上での成功に左右されることはないと明言していた。
ハミルトンは今年、厳しいF1タイトル争いに直面している。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが第7戦フランスGPから3連勝を記録しており、ハミルトンは32ポイント差を追っている状態なのだ。
メルセデスとの新たな契約が発表された後、ハミルトンはレッドブルやフェルスタッペンとの戦いをいかに楽しんでいるか、そしてレースを続けることへの情熱が全く揺らいでいないと説明した。
「今季の初め、マシンのパフォーマンスが(レッドブルと)非常に近くほぼ互角だった。レッドブルとの戦いはこれまでで最もエキサイティングな時間のひとつだった」
「正直なところ、今年の残りの期間もそんな状態が続くことを望んでいたけど、ご覧のとおり彼らは大きく前進した」
「僕たちは人生の中で常に異なる場所にいる。だから時間をかけて評価することが重要だ。健康や精神的な面で自分にとって正しいことをすることが大切だ。振り返ってみて、次に何をすべきかを考えるのは、常に良いことなんだ」
「目が覚めたときに、レースのことを考えている自分がいた。だから、レースを続けたいと思った」
「今、僕たちは厳しい戦いをしているけど、そのおかげで僕はチームやエンジニアとの距離を縮めることができた。より”深堀り”させてくれていて、それがとても気に入っているんだ」
「このスポーツへの愛と自分の仕事への愛が再活性化されているのだと思う」
ハミルトンは、F1が近年推進している多様性と包括性の改善に向けて、リーダーシップを発揮し、発言をしてきた。
彼は「このスポーツが進化し、可能な限り素晴らしいものになるための一翼を担いたい」と語り、長期的な変化をもたらすために彼を支援しているメルセデスに敬意を表した。
「メルセデスが行なっていること、BLM(Black Lives Matter)の活動や、2年連続でマシンを黒くすること、より多様で包括的な環境を推進するためのサポートには驚かされる」
そうハミルトンは述べた。
「僕たちが交わした会話は素晴らしいものだった。これは僕たちが始めた旅の、驚くべき新たな一部なんだ」
「数年前、このような立場になることを夢見ていた。それがどんなものになるのか、ワクワクしている」
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