来季こそタイトル戦線に。メルセデスにムチを打つのはハミルトン「僕たちが8度の王者であることを忘れてはいけない」
ルイス・ハミルトンは、メルセデスが来季のF1で復活を遂げるためには「みんなにムチを打ち続けること」が重要であると述べた。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
2014年から2021年にかけてF1コンストラクターズタイトルを8連覇したメルセデスは、レギュレーションの大変革があった2022年シーズンは苦戦。未だ未勝利のシーズンを過ごしている。ルイス・ハミルトンは、来季に向けてそんなチームを奮い立たせる構えだ。
メルセデスW13は、開幕当初に抱えていたポーパシングやバウンシング、そしてハンドリングの問題を改善しつつあるものの、現在もレッドブルやフェラーリに対して後れをとっている。2023年に再びタイトル戦線に戻ってくるためには、シーズンオフの間に身を粉にして働く必要があるだろう。
そんな中、チームと共に6度のドライバーズタイトルを手にしてきたハミルトンは、ファクトリーのモチベーションを維持して来季のマシンをより良いものにするために、自身の役割をしっかり果たすつもりだと語った。
「僕はみんなを鼓舞し続けないといけないし、来年自分たちがふさわしいポジションで戦えるように、あらゆる手を尽くさないといけない」
「僕たちが常に忘れてはいけないのは、このチームには20年以上ここにいる人たちがいて、彼らは僕と共に8回もタイトルを獲得しているということだ」
「彼らは世界選手権で戦えるクルマの作り方を知っている。僕としても、とにかく彼らをできる限りの方法でサポートしていくだけだ」
前述の通り今季ここまで未勝利のメルセデスは、来季タイトル争いに加わるためにはマシンに大幅な改良・改善を施す必要があるだろう。ただハミルトンは現状の問題点を十分把握していると考えており、「来季もっと良いマシンにできるのは間違いない」と話す。
「僕たちはこのマシンが抱える問題点を分かっている」
「僕は、僕たちがチームとしてワールドチャンピオンチームから良いマシンを作れないチームになってしまった訳ではないと信じている」
「来年には間違いなくもっと良いマシンができると思っている。今年の問題を全て修正できたのかどうかは、その時になれば分かる」
なお、今季のメルセデスは勝利からは遠ざかっているが表彰台ないしトップ5のポジションで確実にフィニッシュしており、レッドブル、フェラーリに次ぐ“3強”としての立ち位置は死守している。現在4戦を残してコンストラクターズランキング4番手のアルピーヌには200点以上の差をつけているため、ランキング3位以上は確定。2番手フェラーリとの差は67点となっている。
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