ニューマシン公開も”違法ミラー”搭載……レッドブルF1、ホンモノ仕様の『RB19』は「多少異なるのは確か」
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、2月末にバーレーンで行なわれる公式テストでは実車の『RB19』は「いくらか違ってくる」と認めている。

レッドブル・レーシングは2月3日(金)にアメリカ・ニューヨークにて2023年の体制発表会を実施。2026年から新たにフォードをパートナーに迎えるということに加えて、2023年シーズンのF1を走るニューマシン『RB19』を公開したが、実際に公式セッションを走ることとなる車両とは「少々異なる」ようだ。
というのも、ニューヨークで公開されたマシンは2022年にダブルタイトルを獲得した『RB18』と目に見える違いはなく、小さすぎるという理由で2023年は違法となる2022年型のミラーまで装備していたからだ。
レッドブルは開発期間を最大限に確保するために、ニューマシンの公開をギリギリまで遅らせることが通例。そもそも、これほど早いタイミングでの発表が実車の公開につながるとは考えにくかった。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表に、ニューヨークで公開されたRB19がテストを走る車両とどれほど異なるかという質問を投げかけてみると、彼はこのRB19がそのままコースを走ることはないと認めた。

Red Bull Racing Team Principal Christian Horner
Photo by: Red Bull Content Pool
「今回公開したマシンは、バーレーンで目にする時にはいくらか違うモノになるというのは確かだ」とホーナーは言う。
「今回は、チームの今年の抱負やパートナー、そしてもちろんフォードとの提携というエキサイティングな発表を行なうためのモノだった」
「このアメリカという市場でやるというのは、レッドブル・レーシングにとっては間違いなく初めての試みだった。今回見てもらったのが、2週間後のバーレーンのコースで走るモノを完璧に反映したマシンではないことは確かだ」
2021年と2022年のF1世界王者であるマックス・フェルスタッペンは発表会で、まだ本物のRB19は見ていないことを明かし、見た目がどう違うかは特に気にしていないと語った。
「正直なところ、まだ見ていないんだ」とフェルスタッペンは言う。
「ラップタイムやマシンの挙動など、パフォーマンスの改善についてしか話していないよ」
「写真やレンダリングを見ていないのは、そういうことに僕が興味ないからだ。僕は速いマシンが欲しいだけ……僕にとっては、どういう見た目なのかは重要じゃないんだ」
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