フェルスタッペンに寄せられる批判も……レッドブル代表「アプローチを変えて欲しいとは思わない」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、マックス・フェルスタッペンがドライビングについて批判を浴びている状況であっても、そのアプローチを変えることは望んでいないと語る。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
F1の2021年シーズンは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)による一騎打ち状態。彼らは最終戦アブダビGPに同ポイントで向かうという、歴史的な争いとなっている。
タイトル争いで注目が集まっているフェルスタッペンだが、彼はシーズンを通じてそのドライビングやアプローチを巡って、度々論争の的となってきた。
チームを率いるクリスチャン・ホーナー代表は、こうしたフェルスタッペンに投げかけられている批判が多すぎると話す。そして、多くの批判があるにもかかわらず、フェルスタッペンにはアプローチを変えてほしいとは思わないと語っている。
「彼は時々、厳しい扱いを受けていると思う」と、ホーナー代表は語る。
「彼は他のインシデントでは見たことのない、厳しい監視下に置かれていると思う。そして、彼もそれには憤っていると感じている」
「マックスにとっての問題は、彼に監視の目が向けられていることだと思う。彼はトップ集団を走り、7度の世界王者と競って、スポットライトを浴びている。だが彼の走りや、そのドライビングスタイル、ドライビングの基準に関する主張は、プレッシャーをかけるための”筋書”に使われていると思う」
「しかし彼のドライビングは素晴らしいものだ。マックスは情熱に火を入れてドライビングしている。それがこのスポーツにファンをもたらしており、今年も新しいファンたちを集めている。我々は、彼に変わってほしいとは思っていない」
「我々は、ルイスとチャンピオン争いをして限界ギリギリにあるときのような、そんな走りを彼にしてほしいと思っている」
ホーナー代表はさらに、フェルスタッペンが集めている批判などよりも、むしろタイトル争いに火をつけ、F1にあらたな興味を集めていることが称賛されるべきだとも語っている。
「今年、新しい若いファンがこのスポーツに興味を持って入ってきてくれたことを目の当たりにするのは、素晴らしいことだ」
「そしてその主な理由は、マックスのしていること……ドライビングや、史上最高のひとりにも数えられる最多勝&最多チャンピオンのドライバーとの戦い方にある」
「私はその点が全ての称賛に値すると思っている。そして当然ながら、今年若いドライバーが厳しい視線で見られてきた精神的なプレッシャーは、計り知れないものだっただろう。いくつかの決定に彼が憤慨するのも当然だと思う」
「もちろんドライバーとして望むものは、一貫性だ。チームとしてもね。それが、今週末我々が要求する最も重要なモノだと考えている」
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