ルクレール、計算外のグレイニングに泣く「決勝で勝つためには、これを解決しないと」
シャルル・ルクレールは、F1エミリア・ロマーニャGPのスプリントで苦しんだグレイニングにフェラーリが対処できれば、優勝争いができると考えている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第4戦エミリア・ロマーニャGPのスプリントレースでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に敗れる理由となった、タイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)が解決できれば、フェルスタッペンと優勝争いができると考えているようだ。
雨の予選を不完全燃焼で終え、スプリントを2番グリッドからスタートしたルクレール。ポールポジションのフェルスタッペンの蹴り出しが鈍ったことで、難なく首位に立った。
その後、ルクレールはジリジリとフェルスタッペンを引き離し、一時は1.7秒ほどのリードを築いた。しかし21周のレースが終盤にさしかかったころに、流れが変わった。フェルスタッペンが自己ベストペースを保ち、差を縮めてきたのだ。一方ルクレールは右フロントのソフトタイヤのグレイニングに苦しみ、フェルスタッペンがDRSを使えるほど接近を許してしまった。
そして残り2周となったタンブレロ(ターン2)でアウト側からフェルスタッペンにかぶせられ首位を失い、2番手でスプリントを終えた。
ルクレールは、レースの序盤でフェルスタッペンに対してアドバンテージを築こうとしたことが、タイヤを刺激したと語った。
「とてもいいスタートが切れたよ。ターン1ではサイド・バイ・サイドにならなかったし、その瞬間から自分のレースに集中することができたんだ」
そうルクレールはスプリントを振り返った。
「序盤はプッシュしてギャップを広げ、マックスがDRSゾーンに入らないようにしようとした。そうしてしまったら、自分が攻撃されることは分かっていたからだ」
「でもその代償はレース後半に現れた。グレイニングが発生し、最後の2、3周は本当に苦しくなってしまった」
ルクレールは、日曜日の決勝レースまでにグレイニングに対処し、解決策を見つけることが、今回のスプリントから得るべき教訓だと考えている。
決勝レースで結果が覆る可能性はあるかと聞くと、ルクレールはmotorsport.comに次のように答えた。
「(レッドブルとフェラーリの)ペースはかなり似ていると思う」
「最後に違いを生んだのは、僕が経験したようにグレイニングのレベルだ」
「明日に向けてそれをすべて治すことができれば、優勝争いに加われることは間違いないだろう。そうでなければ、もう少し難しくなるだろうね」
フェルスタッペンは、ルクレールがタイヤを”使い果たす”まではルクレールの方がペースが良かったと考えている。そのため、フェルスタッペンは持久戦に持ち込み、ギャップを縮めることができたと考えている。
決勝日のコンディションは不透明だが、雨が降らなければ、ソフトタイヤではなくミディアムタイヤを使用する可能性がある。その場合、スプリントとは勢力図が変わりうると、フェルスタッペンは語った。
「今日は、このコンパウンドがうまく機能したよ」
「明日はどうなるかな。もちろん、今日のことは満足しているけど、明日は他のタイヤコンパウンドを使うだろうし、ちょっと違うかもしれないね」
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