メルセデス、環境保護の急先鋒に! 2020年末までに実質的なCO2排出量ゼロ目指す

メルセデスは2020年シーズンが終了するまでに、実質的な二酸化炭素排出量をゼロにすることを目指すと発表した。

メルセデス、環境保護の急先鋒に! 2020年末までに実質的なCO2排出量ゼロ目指す

 F1世界選手権において6年連続でダブルタイトルを獲得しているメルセデスは、持続可能なビジネスプランの詳細について発表した。

 F1は持続可能な競技となることを目指して、二酸化炭素の排出量を削減する取り組みを推進しようとしている。昨年11月には、2030年までにカーボンニュートラル化(二酸化炭素の純排出量ゼロ)を目指すと発表していた。しかしメルセデスは、それを2020年中に達成するべく取り組むようだ。

 今年中のカーボンニュートラル化を目指すのは、メルセデスF1チームと、メルセデスHPP(ハイ・パフォーマンス・パワートレインズ)のエンジン部門だ。彼らは既に、ブラックリーとブリックスワースの施設での再生可能なエネルギー資源の使用に向け、動き出している。ブラックリーでは既に導入が始まっており、ブリックスワースでも今年の後半に移行が完了するようだ。

「我々は2020年中に、実質的な二酸化炭素排出量をゼロにすることに挑戦する」

 メルセデスF1チームの代表であるトト・ウルフはそう語った。

「この夏までに、全てのエネルギーを再生可能な資源から作り出すようにする。これは我々が非常に誇りに思っていることだ」

「プラスチックを使用せずに、二酸化炭素排出量を最適化すれば、大きな効果があるだろう」

「我々は2020年末までに、チームとしての実質的な二酸化炭素排出量をゼロにする。それは我々が誇りに思っていることであり、正しい方向に進んでいるということを示している」

 メルセデスのドライバーとしてF1世界選手権3連覇中のルイス・ハミルトンは、メルセデスが2020年までにカーボンニュートラルを目指すことで、他のチームや関係者を触発することができると期待している。

 ハミルトンはF1ドライバーの中でも持続可能性の推進について特に熱心であり、それは彼のライフスタイルにも影響を与えている。彼は肉を食べることが環境破壊に繋がると考えており、動物性の食べ物を摂取しない“ヴィーガン”として生活している。

「当然外野からの批判はあると思うけど、僕としては、自分の強みは“中から”物事を変えられることだと思っている」とハミルトンは語った。

「これらの変化(カーボンニュートラル)を推進しようとしている団体(F1)を支持するし、僕は長い間それについて声を上げてきたんだ」

「僕の甥っ子や姪っ子たちが将来、彼らがどのような世界で成長していくのかを考えることがある。僕は自分の声とプラットフォームを使って、これらの業界の意識を良い方向に変えようとしているんだ」

 さらにハミルトンは、F1の将来についてこう続けた。

「トト、そしてチームと緊密に仕事をすることができて幸運だと思っている。メルセデスは組織内でコミュニケーションがしっかりとれている。それは素晴らしいことだ」

「トトは今年カーボンニュートラル化を目指すことについて話したけど、彼はこの活動におけるリーダーになろうとしている。本当に重要なことだと思う」

「なぜなら、僕たちが行動して変化を起こすことで、他の人たちが反応して同じことをするようになると思っているからだ。この活動における一種のきっかけ作りを僕たちができればと思っている」

 ハミルトンはまた、F1の将来についても言及した。

「僕たちはV8エンジンから脱却し、今は以前よりも燃料使用量が3分の1になっている。将来的に非常に興味深い発展をしていくだろう」

「F1がいずれ“FE1”になるか? おそらく僕が現役のうちはないだろうね。でも、間違いなく明るい未来が待ち受けていると思う」

 

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この記事について

シリーズ F1
チーム メルセデス
執筆者 Adam Cooper