メルセデス、ギアボックス問題は次戦までに解決? チーム代表「考えがある」
F1開幕戦オーストリアGPでメルセデスはギアボックス関係にトラブルを抱えていた。12日にはレッドブルリンクでの連戦が控えているが、彼らは問題解決に自身を持っているようだ。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
2020年のF1開幕戦オーストリアGP決勝が5日にレッドブルリンクで行なわれた。レースは終始メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップを譲らず、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手フィニッシュ(ペナルティにより4位)となるなど、チャンピオンチームの貫禄を見せつけた。
しかしメルセデスにとってこの勝利は薄氷の上に成り立っていた。ボッタスとハミルトン、ふたりのマシンには、即座のレースリタイアに繋がる可能性のあるギヤボックスのトラブルが発生していたのだ。
トラブルの兆候はレースの比較的早い段階で見られており、メルセデスは両ドライバーに対して、極力縁石にマシンを載せないよう、何度も指示を送っていた。
レッドブルリンクでは連戦が予定されており、12日には再びレースが行なわれる。そのため問題の特定と修正にかけることのできる時間は非常に限られたものとなるが、メルセデスは問題解決に自信を持っているようだ。
「(トラックサイドエンジニアの)サイモン・コールの周囲には素晴らしいグループがおり、彼と彼のチームは来週までに問題を解決するために作業を進めている」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフはそう語った。
「私が理解しているモノは、少なくともこの状況を改善できる解決策がある、ということだ。オーストリアはシーズン中でもマシンのそれらのパーツに最も負荷をかけることは確かだ」
「来週までにマシンを守る方法を見つけることができれば、問題ないはずだ。我々にはそのためのアイデアがあると思っている」
ウルフ代表は今回の信頼性の問題が、レッドブルリンクの縁石の性質が原因となっていると考えており、ドライバーがラップタイムをより縮めようとコーナーから脱出する際に縁石を使い倒す傾向にあると指摘している。
「信頼性の問題はここの縁石から来ているものだ。レッドブルリンクは素晴らしいコースだが、ルールの範囲内で縁石を広く走りすぎると、サスペンションにダメージを負ってしまう」
「どれだけ縁石を使うかというのは、ドライバーがどれだけ速く走りたいか、どれくらい縁石を使いたいかということによる。そして当然ながらドライバーというのは可能な限り速く走りたいと思うものだ」
「そして仮にそうやって走った場合、サスペンションにダメージを受けたり、振動で破損したりするリスクがあるんだ」
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