レッドブル、2023年のフロア規則変更にNO! ホーナー代表「”特定”のチームが利益を得る」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、2023年に向けたフロアのレギュレーション変更案は、「特定のチーム」が利益を得るためだけに推し進められようとしていると考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIAは先週、一部のチームが苦しんでいるポーパシング問題を根絶するために、来季に向けてレギュレーションを変更し、一連の対策を導入する予定であることを発表した。
その中には、フロアのエッジやディフューザーの一部の位置を高くする(路面から離す)ことも含まれており、来季マシンのデザインに大きな影響を与えることになりそうだ。
しかし、この案はパドックでは評判が悪く、少なくとも5チームが反対姿勢であることが分かっている。これらのチームはFIA会長のモハメド・ベン・スレイエムに対し、フロアの根本的な見直しを必要としないような妥協案を出すよう圧力をかけている。
FIAは安全上の理由から必要な措置であると主張しているが、レッドブルのクリスチャン・ホーナーはこの状況に対してかなり懐疑的である。
『Sky』のインタビューに応じたホーナーは、ベルギーGPで導入される予定のフレキシブルフロア規制などについて、自分のチームには関係ないと述べた。
一方で、FIAが2023年に提案したような広範囲なフロアの変更を推し進めることは間違っていると断固として主張した。
「問題は、彼らが来年の改善策を検討していることだと思う」と、ホーナーは語った。
「(ベルギーGPに向けた)技術指令は、我々にとっては取るに足りないことだ。 来年に向けてレギュレーションを大幅に変更しようとするロビー活動が非常に盛んなんだと思う。そうすれば、特定のチームがマシンをより低く走らせることができ、そのコンセプトから利益を得ることができる」
「このようなこと(レギュレーション)をするのには、かなり遅い時期だ。会長は正しいことをしているんだろう。彼はすべての情報を持っているからね。賢明な解決策を見いだせたんだと願っている」
「あんな風に、レギュレーションを根本的に変えるのには遅すぎるからね」
Mercedes has struggled with porpoising this year
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
メルセデスは車高を上げるだけで、過剰なバウンドを抑えることができたとして、FIAの介入は行き過ぎだとホーナーは考えている。
「車高を高くすればいいんだ、簡単だよ」と、ホーナーは付け加えた。
「我々はシーズンを通して問題が起きていない。大きな問題を抱えたのは1チームだけだ」
「このスポーツには、世界で最も才能のあるエンジニアが集まっている。来年になってみれば、おそらく問題を抱えたクルマはいないだろう。ほぼほぼ保証できるよ」
「ここ数回のレースでは、(メルセデスは)問題なさそうだったし、ここでもOKのようだ。我々が望んでいないのは、反射的に来年のマシンに根本的な影響を与えるような過剰反応をすることだ」
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