曖昧なのはやめてくれ! レッドブル、トラックリミットに「”グレーゾーン”はあってはならない」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、バーレーンGPでの論争を受けて、トラックリミットのルールにはグレーゾーンがあってはならないと話した。

曖昧なのはやめてくれ! レッドブル、トラックリミットに「”グレーゾーン”はあってはならない」

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の激闘により、白熱したF1開幕戦バーレーンGP。だがターン4のトラックリミットの取り締まりがイマイチはっきりしなかったことが、ふたりの戦いに水を差した。

 フリー走行と予選では、ターン4の縁石の外まで4輪がはみ出してしまった場合にラップタイムが抹消されていたが、決勝に関してはドライバーたちが自由にコーナーを駆け抜けていた。

 しかし、競技規則には「ドライバーがトラックを離れた場合、永続的なアドバンテージを得ることなくトラックに戻らなければならない」と記されていることから、レース終盤にはドライバーたちはターン4でコースオフした際には警告を受けることになった。

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 バーレーンGPで優勝したハミルトンも警告を受けたドライバーのひとりだが、警告を受けるまで定期的にトラックリミットを破っており、指示に混乱している様子もあった。

 ツーリングカーで活躍するトム・コロネルは、オンボード映像を見てハミルトンがターン4で29回もコースオフしたとカウント。『どう思う……? 29周だ。1周につき0.2秒=5.8秒』とツイートしている。

 さらにレース残り4周のターン4でフェルスタッペンがハミルトンを抜いた際、コース外を走行していたため、チームはフェルスタッペンにポジションを戻すよう指示。既にタイヤを使い切ってしまっていたフェルスタッペンは再度ハミルトンに仕掛けることはできず、ハミルトンが優勝を果たした。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フェルスタッペンがコース外走行で不当なアドバンテージを得たと判断されたことには何の疑問も持たなかったが、レース中にトラックリミット違反を”悪用”してラップタイムを稼いでいたハミルトンが、ペナルティを免れたことは理解できないと話した。

「フラストレーションが溜まったよ。メルセデスのふたりはプッシュし始めるとすぐ、コースのあの部分を使っているのが分かった。我々はレースコントロールに、あれが許されるなら我々もやっていいかと質問したんだ」

「僅差の戦いだったし、コースのあの部分を使うと0.2秒のアドバンテージがあるからね。彼ら(メルセデス勢)はそれを何周も繰り返していた。そしてレースディレクターが『トラックリミットを守るように、さもなければ警告を出す』と指示した」

「確かにマックスはあの時、オーバーテイクの際に大きくはみ出してしまった。しかしレース前には、もし誰かがアドバンテージを得たならば、それを返さなければならないと明確にされていた。だから彼は、チームから指示されたことをすぐに実行した」

「今回のようなトラックリミットは、常に論争になると思う。我々は一貫した状況を維持する必要があるんだ。レースでは使ってもいいけど、それ以外はいけない、なんてことはあってはいけない。白か黒であるべきだ。濃淡があってはいけないんだ」

 
 

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