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テロも起きたF1サウジアラビアGP、来季開催に向けて関係者と話し合い「安全が我々の最優先事項」

F1サウジアラビアGPの責任者が、各チームとドライバーに非公式に面会し、今年のレースを台無しにしたテロ事件について再発防止策などを報告した。

Flames light the nights sky in the distance beyond the circuit

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 レース週末にテロ事件が起きた今季のF1第2戦サウジアラビアGP。主催者側は安全対策の見直しを進めており、その一環としてシンガポールGPの週末にも話し合いが行なわれたようだ。

 サウジアラビアGPの金曜日、フリー走行1回目が開始されるのに合わせるようなタイミングで、コース近くの石油精製施設で爆発が発生した。この爆発は、イエメン北部を拠点とするイスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」が、F1のスポンサーでもあるアラムコの石油精製所を攻撃したことによるものだった。

 この日は深夜まで話し合いが行なわれ、テロの脅威に晒されながらグランプリを続けるという状況に納得できないドライバーたちがボイコットを選択する可能性もあったが、イベント開催は続行。大きな問題なくレースを終えることができた。

 サウジアラビアGPの責任者たちは、今後二度と同じことが起きないようにするための計画を立て、大規模な見直しを進めている。最近のレースですべてのチームとドライバーに個別に会って問題を話し合い、2023年に向けて準備を進め、対応に納得してもらえるように動いているようだ。

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Photo by: Motorsport Images

 話し合いの一環として、サウジアラビアのスポーツ大臣であるアブドゥルアジズ・ビン・トルキ・アルファイサル王子が先週末のシンガポールGPを訪れ、進捗状況について最新情報を提供した。

 motorsport.comを含む一部メディアに、彼はドライバーやチームとの話し合いが前向きなものだったと述べた。

「我々の最優先事項はみんなの安全であり、特にF1と協力して彼らに必要な措置が取られていることを話した」

「それはサーキットの周辺だけでなく、王国周辺にも言えることだ。驚くべきことに、あの攻撃の3日後に停戦の発表があったんだ」

「レースに来たメディアによって、その攻撃性をピックアップすることができたのだと思う。しかし我々はその時、セキュリティと安全が確保されていると確信していた」

 アルファイサル王子は、F1関係者であれば誰もが抱く懸念についてオープンに話し合うことが重要だと感じており、もっとドライバーやチームと話し合うことができたはずだと認めている。

「我々がもっとやらなければならないことは、オープンな対話とコミュニケーションを保つことだと思う」

「我々にとってもそれは学習だった。最初のレースを前に、多くのチームと連絡をとったりしていなかった。今はそれが必要だと分かったから、行動を起こしたんだ」

「いくつかの問題に関して懸念があることは承知している。我々は完璧ではないし、そうだと主張したこともない。しかし、少なくとも我々は経験から学び、今後より良いものにするために行動を起こしているのだ」

 2023年に向けて、サウジアラビアGPをコミュニティにとってさらに安全なものにするため、さらなる安全対策を講じると王子は述べた。

「F1と協力して、ドライバーやチーム、あるいは各個人、さらにはファンが抱いているあらゆる懸念を払拭するよう努力している」

「安全であることは分かっているが、どのような対策がとられたかを説明する必要がある。というのも、こういったことが起こるとそれを誇張したい人々がそれを煽ってしまうからだ。だから、イベントと街の安全に影響を与えるものがないことを確認した」

「我々にとって安全・安心はF1よりもさらに重要なものだ。それが最優先事項なんだ。我々は彼らと一緒に取り組んでいる」

 会場周辺の警備を強化するだけでなく、2023年に向けてジェッダ・サーキットのバリアにマイナーチェンジを加え、ドライバーの視界が改善される予定だ。

「FIAやF1と協力して、サーキットにある種の変更を加えているところだ」と王子は付け加えた。

「レイアウトは同じだが、安全性を考慮し、視認性を向上させる予定だ」

「新車は縁石に敏感だということもわかったし、それはマイアミでも同じだったから、そのために縁石を変えたんだ」

「2回目の開催を終えてから、FIAやF1と常に話し合い、次のレースには万全の体制で臨めるようにしている」

 
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