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F1にスペインの新チームが参入か? カンポス関係者が2021年の参戦に本腰

F2などに参戦するカンポス・レーシングの関係者は、2021年からF1に参戦することを目標に動き出しているようだ。

Spanish flag

写真:: Sutton Images

 FIA F2選手権などに参戦しているカンポス・レーシングの共同オーナーであるエイドリアン・カンボスとサルバトーレ・ガンドルフォは、レギュレーションが大きく変更される2021年に、新チームとしてF1に参戦することを目指しているようだ。

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 2021年のF1レギュレーション変更には、予算制限や収入分配方法の改善といった要素が盛り込まれる予定であり、新チームが参入する上では好機となる。

 カンポスとガンドルフォが作ろうとしているスペインのF1チームは、モナコ・インクリース・マネジメント(MIM)から財政支援を受ける予定だ。このMIMはガンドルフォが設立した会社である。MIMは、フェラーリやアロウズ、スーパーアグリでチームマネージャーやマネージング・ディレクターを務めた経験を持つダニエル・オーデットをアドバイザーとして迎え入れている。

 カンポス・レーシングは2010年に3チームがF1に新規参入した際にもエントリーを行い、カンポスグランプリとしてF1参戦に向けて動いていた。早々にブルーノ・セナとドライバー契約を発表するなど話題性もあったが、資金不足に陥ってしまい、カンポスが代表を辞任。経営権がホセ・ラモン・カラバンテに移り、チームはヒスパニア・レーシング(HRT)としてF1に参戦した。

 一度F1参戦に失敗した過去を持つカンポス。しかしガンドルフォはMIMとのコラボレーションにより、プロジェクトを成功させるために『FIAが要求している財政的な強固さ』を獲得したと考えており、F1会長のチェイス・キャリーやマネージングディレクターのロス・ブラウンとの会議を行ったと主張している。

 ブラウンは今年8月、新規参入する可能性があるチームから、”驚くべき”関心が寄せられたと語った。カンポス以外には、パンテーラ・チーム・アジアもF1参戦を真剣に検討していることが知られているが、ブラウンはレギュレーションが変更され、状況が安定してから新チームを迎え入れたいとコメントした。

 一方、シンガポールGPに訪れたジャン・トッドFIA会長も、「F1に参加したいと考えている、まともなチームからの強い接触はまだない」と語っている。

 トッドは、F1参戦に関心を持っているチームは、2016年にF1参入する前のハースと同等のレベルにないと付け加えた。

 それでもカンポスとMIMは2021年にF1に参入するつもりでプロジェクトを進めており、ガンドルフォは「プロジェクトは長期的なものであり、待ち受けている大きなチャレンジに気づいている」と述べた。

「新しい予算上限や収入の新しい分配方法、新しいレギュレーションにより、小規模なチームが競争に参加し、最終的にF1をより面白く、バランスの取れたモノにする素晴らしいチャンスがある」

 スーパーアグリでチーフデザイナーを務めたピーター・マックールと、経験豊富なF1エアロダイナミストであるベン・ウッドはすでにこのプロジェクトに採用されたと言われている。マックールはテクニカルディレクター、ウッドはチーフ・エアロダイナミストとなる予定だ。

 カンポスのプロジェクトは、すでに『既存のF1チームやパワーユニットマニュファクチャラーと、可能な限り最高のパートナーシップを結ぶための交渉が高度な段階に達している』とも明かしている。

 2016年にF1参入したハースは、フェラーリと広範囲に及ぶ部品供給契約を結んだ。カンポス/MIMが同様の手法を採るのかは明らかになっていない。

 パワーユニット(PU)については、ルノーと契約する可能性が高いだろう。マクラーレンが2021年からメルセデス製PUを搭載することを発表したため、現時点でルノーはワークスチームにしかPUを供給しないことになっている。

 エントリーが確保できた場合、カンポス/MIMはドライバー候補としてパスカル・ウェーレインとアレックス・パロウの名前を挙げた。

 ウェーレインは、マノーとザウバーからF1に参戦した経験を持つ。カンポスがサポートしているマヒンドラからフォーミュラEに参戦していることもあって、カンポスに馴染みのあるドライバーだ。

 現在スーパーフォーミュラに参戦しているパロウは、ルーキーながらランキング3番手につけている。スペイン国籍チームにとっては魅力的な存在だが、まだスーパーライセンス取得に手が届いていない。

 カンポス/MIMがF1参戦を果たしても、F2とF3への参戦は継続され、ジュニアチームと機能することになりそうだ。

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