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「アイルトンが認めてくれた」”悲劇”の1年後、ヒルがサンマリノで勝利した時

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「アイルトンが認めてくれた」”悲劇”の1年後、ヒルがサンマリノで勝利した時
執筆:
2020/05/03 9:57

アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーが亡くなった1994年のサンマリノGP。その1年後、デイモン・ヒルとウイリアムズは、同地で感傷的な勝利を手にした。

 アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーが天に召された1994年のサンマリノGP。F1サーカスは、翌年も同地イモラ・サーキットに戻ってきた。

 レース前にはセナとラッツェンバーガーに対して、1分間の黙祷が捧げられた。ドライバーたちはマシンに乗り込む前に、沈痛な面持ちで円陣を組み、ふたりを追悼。そしてスタートラインとトサコーナーの間には、ふたつのシケインが設けられた。そのうちのひとつは、セナが亡くなったタンブレロに置かれた。

Fans pay tribute to Ayrton Senna

Fans pay tribute to Ayrton Senna

Photo by: Ercole Colombo

The drivers stand on the grid, in remembrance a year after the deaths of Ayrton Senna and Roland Ratzenberger

The drivers stand on the grid, in remembrance a year after the deaths of Ayrton Senna and Roland Ratzenberger

Photo by: Motorsport Images

 94年のレースに勝利したミハエル・シューマッハー(ベネトン)がポールポジションを獲得。しかし、フェラーリのゲルハルト・ベルガーは、予選タイムで0.008秒差と肉薄し、2番グリッドにつけた。

「ここではウイリアムズと同様に、フェラーリをも警戒しなければいけないだろう」

 シューマッハーはレース前にそう警戒感を示した。当時のフェラーリは、暗黒時代から脱しつつある状況で、徐々に速さを身に付けていた。

 3番グリッドにはウイリアムズのデビッド・クルサードがつけ、チームメイトのデイモン・ヒルは4番手。彼はセナが亡くなった当時、チームメイトを務めていた。

「4番グリッドというのは良い順位じゃないけど、明日は追い上げるよ」

 ヒルはそう語っていた。

 5番グリッドにつけたのはフェラーリのジャン・アレジ。予選順位こそこのポジションだったが、日曜日の午前中に行なわれたウォームアップセッションではトップタイムをマークしており、不気味な存在と言えた。

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault, and Gerhard Berger, Ferrari 412T2 start on the front row of the grid

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault, and Gerhard Berger, Ferrari 412T2 start on the front row of the grid

Photo by: Motorsport Images

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault, Gerhard Berger, Ferrari 412T2,, David Coulthard, Williams FW17 Renault, Damon Hill, Williams FW17 Renault, Jean Alesi, Ferrari 412T2,, Mika Hakkinen, McLaren MP4/10 Mercedes,, Eddie Irvine, Jordan 195 Peugeot, and Johnny Herbert, Benetton B195 Renault, at the start

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault, Gerhard Berger, Ferrari 412T2,, David Coulthard, Williams FW17 Renault, Damon Hill, Williams FW17 Renault, Jean Alesi, Ferrari 412T2,, Mika Hakkinen, McLaren MP4/10 Mercedes,, Eddie Irvine, Jordan 195 Peugeot, and Johnny Herbert, Benetton B195 Renault, at the start

Photo by: Motorsport Images

 レースは若干湿ったコンディションで始まり、ウエットタイヤを履いたシューマッハーが、ベルガーとウイリアムズの2台を抑え、ホールショットを奪った。

 なおこのレースでは、マクラーレンからナイジェル・マンセルが復帰していた。マンセルは1995年シーズンからフル参戦復帰を決めていたが、当初はシャシーのサイズが身体に合わず……チームはモノコックを作り直すことになった。そのため、新モノコックが完成したこのサンマリノGPからの復帰であった。ただ予選は、チームメイトのミカ・ハッキネンから1秒以上遅い9番手だった。

 そのマンセルは、スリックタイヤでのスタートを選んだ。他のスリックタイヤを選択したドライバー同様、マンセルも1周目は大いに苦労したが、すぐにコースは乾き、ウエットタイヤスタート勢はすぐピットに戻ることになった。

 ベルガーは5周目にピットイン。しかしクラッチを引きずってしまい、再スタートするのに手こずることになった。

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault walks back to the pits after retirement

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault walks back to the pits after retirement

Photo by: Motorsport Images

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault walks back to the pits after retirement

Michael Schumacher, Benetton B195 Renault walks back to the pits after retirement

Photo by: Motorsport Images

 シューマッハーはその数周後にピットイン。しかし彼は、アウトラップでピラテッラ・コーナー手前でスピン! 高速でタイヤウォールに激突してしまった。マシンは大破したが、彼は幸運にもマシンから無傷で脱出することになった。

「スタートは良かったし、もしトラフィックに苦しんだとしても、ベルガーを抑え込むことができた」

 そうシューマッハーは語った。

「タイヤ交換を終えてレースに復帰した時、リヤが少し不安定なように感じた。なぜコントロールを失ったのかは分からないから、その理由を調べる必要がある。当時僕はスピードを上げていた。そして怪我をしたと思ったから、幸運だったと思う」

 シューマッハーが脱落した後、ベルガーがヒルを従えてレースをリードした。クルサードとアレジは、3番手を激しく争った。

 先頭で11周を走った後、ベルガーは再びピットインする。しかしまたもやクラッチに不具合が発生し、エンジンストールしてしまう。なんとかリスタートすることができたが、大きくタイムロスしてしまい、勝利への望みはここで潰えた。

Gerhard Berger, Ferrari 412T2

Gerhard Berger, Ferrari 412T2

Photo by: Motorsport Images

Damon Hill, Williams FW17 leads David Coulthard, Williams FW17

Damon Hill, Williams FW17 leads David Coulthard, Williams FW17

Photo by: Sutton Images

「ウォームアップでは、レースカーを1周だけ走らせた。スペアカーとは異なり、ドライのセットアップを施したんだ」

 そうベルガーは説明した。

「クラッチの動きが非常に厳しいことに気付かなかった。コースがすぐに乾くのは分かっていたから、このマシンでレースすることを決めたが、クラッチの問題を改善するチャンスはなかった。そしてそのクラッチは、僕を苦しめた」

「ストールしていなかったとしても、ウイリアムズと同じレベルにはなかったから勝てなかったと思う。でも、もしピットストップを終えた後もリードしていれば、少なくとも戦うことを目指しただろう。僕のポジションを守るためにね」

 これでヒルが首位に浮上し、アレジとの戦いに決着をつけたクルサードが2番手に上がった。しかしクルサードは、ビルヌーブ・シケインでスピン。さらにピットレーンでの速度違反を犯してしまう。

「僕はスピード制限を超えてしまった」

 クルサードはそう認めた。

「僕はギヤを2速に入れてしまったんだ。そしてレブリミットボタンを押した。その後、スローダウンすべきことを全てしたんだ」

David Coulthard, Williams FW17 Renault

David Coulthard, Williams FW17 Renault

Photo by: Motorsport Images

Jean Alesi, Ferrari 412T2

Jean Alesi, Ferrari 412T2

Photo by: Sutton Images

 クルサードはアレジの前でコースに復帰し、ヒルがリードを広げることに貢献した。しかしピットレーンの速度違反で、クルサードには10秒のストップ&ゴーペナルティ。ただそれだけではなく、別の問題も抱えていた。

「スピンした時にフロントウイングの翼端板を痛めてしまった。しかし次にピットストップをした時にはそれに気付かず、真ん中のスティントは2秒ペースが遅かった」

 そうクルサードは語った。

「ピットレーンの速度違反のためにピットに戻ったが、その時にノーズを変えることはできず、タイヤのグレイニングは酷かった」

 結局ヒルは、アレジに18.5秒の大差をつけてトップチェッカー。シューマッハーが獲得ポイントゼロに終わったため、ランキング首位に浮上した。ベルガーは大きく遅れた3位でフィニッシュ。彼はレース終盤にファステストラップを記録し、クルサードの追撃を抑えた。

Race Winner Damon Hill, Williams FW17 Renault

Race Winner Damon Hill, Williams FW17 Renault

Photo by: Motorsport Images

Jean Alesi, Ferrari, Damon Hill, Williams, Gerhard Berger, Ferrari

Jean Alesi, Ferrari, Damon Hill, Williams, Gerhard Berger, Ferrari

Photo by: Motorsport Images

「一生懸命に考え、戦術を駆使して、行方を読まなければいけないレースだった」

 ヒルはレース後にそう語った。

「状況の変化、スリックタイヤに交換するためのピットインのタイミング、バックマーカーを抜く時は、非常にリスキーだった。今日は、簡単にミスを犯しそうなレースだった」

「正直なところ、ここは去年酷い時間を過ごした場所だ。でも僕はほとんどの時間、仕事に集中することができた。でも今日は良いレースだったと思うから、アイルトンも認めてくれたと思う」

 アレジは2位で満足しつつも、クルサードの攻撃的な走りに苛立っていた。

「クルサードは間違ったやり方で僕をブロックしてきたから、多くの貴重な時間を失った。特にレース序盤、抜かれるのを阻止するために、ジグザグに走行すべきではないんだ」

「クルサードは、ある時点でブロックするために僕に当たってきた。それで、ステアリングアームが少し曲がってしまった。とはいえ、デビッドが僕の勝利を奪ったとは言いたくない。勝ったヒルとの差は、僕が失ったタイムよりも大きかった」

Nigel Mansell, McLaren on the grid

Nigel Mansell, McLaren on the grid

Photo by: Ercole Colombo

Nigel Mansell, McLaren MP4-10 Mercedes

Nigel Mansell, McLaren MP4-10 Mercedes

Photo by: Motorsport Images

 ミカ・ハッキネン(マクラーレン)が5位に入り、ザウバーのハインツ-ハラルド・フレンツェンが6位で入賞の最後の1席を手にした。

 マンセルは復帰戦で10位フィニッシュとなった。彼はノーズを交換するためにピットインしなければならないなど、順位を下げることになってしまった。

「マシンのバランスが取れた時、良い時間を過ごした。その後でいろんなインシデントが起きた。本当にたくさんのことがあって、事態は少し難しくなったんだ」

 マンセルはレース後にそう語った。

 なおマンセルは次のスペインGPでリタイア。そのレース限りでF1から引退することになったため、このサンマリノGPがF1で最後にチェッカーを受けたレースとなった。

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Race Winner Damon Hill, Williams Renault

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Damon Hill, Williams FW17 Renault

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Fans pay tribute to Ayrton Senna

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Photo by: Motorsport Images

Nigel Mansell, McLaren

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Photo by: Sutton Images

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー Damon Hill , Gerhard Berger , Jean Alesi
執筆者 Charles Bradley