メルセデス、今季初優勝のベストチャンス到来!! 「ポールは獲れなかったが、それもプラスになるかも」とチーム代表期待
メルセデスのトト・ウルフ代表はF1メキシコシティGPが今シーズン初勝利を納めるための”最高のチャンス”だと語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
メルセデスF1のトト・ウルフ代表は、ジョージ・ラッセルが2番グリッドを獲得したF1メキシコシティGPが、今季初優勝を挙げるための”最高のチャンス”となっていると話した。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行なわれた予選では、今季王者を決めたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。
そしてメルセデスのラッセルとルイス・ハミルトンは2番手、3番手に続いており、今季でも特に好調な予選となった。
ラッセル、ハミルトン共に完璧な予選とはならなかったものの、チームを率いるトト・ウルフ代表としては、メキシコシティGPが今季初優勝を納めるための”チャンス”にもなっていると考えている様子だ。
決勝ではラッセルとハミルトンのふたりがカレンダー中でも最長に入るターン1までの距離を、フェルスタッペンの後方でスリップストリームを利用することができるなど、プラスの効果も考えられる。
「これまでの人生で、そしてF1で、自信が持てたことは一握りに過ぎない。だから、実際のところは分からない」
ウルフ代表はそう語る。
「ポールポジションを獲れなかったことは腹立たしい。”チェックボックス”は満たされていただろうからなおさらだ。しかしトップスピードにアドバンテージを持つマックスが、我々の後ろにいることになれば、それはそれで明日問題になっていただろう」
「2番手と3番手でスタートするのはアドバンテージになる可能性がある。ターン1に向けてひとり、もしくはふたりが鼻先をねじ込み、逃げることができればと思う」
「しかし、間違いなくそれは難しくもあるだろう」
今季初優勝を狙うベストチャンスだと思うかと尋ねられたウルフ代表は、「ああ、そう思う」と答えて更に次のように続けた。
「良い点として、我々のシミュレーションではメキシコがベストレースになる可能性が示されていたことがある。そして、シミュレーションとの相関が良好なのはグッドな点なんだ」
「最も重要なことは、我々が良いペースを備えていることだ。遅くとも確実に我々は前に進んでいるし、来年に向けて学びを得ているんだ」
今回、メルセデスにとってプラスになっている点としては、メキシコシティGPが行なわれているエルマノス・ロドリゲス・サーキットが海抜2200mとカレンダー中でも屈指の高地で行なわれていることが挙げられる。
薄い空気密度によりドラッグが低減されることで、メルセデスの抱える空気抵抗の大きさという弱点が比較的目立たなくなる上でハイダウンフォース仕様パッケージを使えるからだ。
「何年もの間、メキシコはその標高から我々にとってはいい場所ではなかった」と、ウルフ代表は言う。
「しかしパワーユニット側が、ここで超強力なエンジンを授けてくれた」
「他のチーム同様にハイダウンフォース仕様を走らせながらも、ここでは我々のドラッギーなマシンに苦しむことも少ない。全体として、以前よりも我々にとって良い形となっているんだ」
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